実は、昔からの効果測定の結果ですが、
無料キャンペーン!だとか、今だけお得!のセールスキャンペーンに
反応し、サイトを訪れる顧客、実は
チェリーピッカーなので集めても仕方がないのです。

仕方がないといえば語弊を生みますが、
その後継続利用してくれる顧客はごく僅かなんです。1%ぐらい。

キャンペーンが当たれば当たるほどその比率は下がります。
特にインターネットで集客した顧客はひどいロイヤリティの低さです。

ネットの集客がサメのように泳ぐのを止めれば死んでしまうのと同じです。
または笊ですくっているようなもの。

ここで、よく考えないといけないのは、
「集める」ことが目的ではないのですよ

非常にロイヤリティの高い顧客を100人集める、1000人集める、
という絶対人数目標が先ずは、必要なんです。

1万人集めても、1%なら100人です。
それならキャンペーンは成功です。(笑)

しかし、無名の自社がいきなり1万人集められるでしょうか?
無理ですよね。
同じ手法を使っても名のあるブランドならばすぐに集められます。
しかし、9900人はただの野次馬。

これが昔のメディアと違うところです。
民法TVとネットは野次馬を集めやすい媒体なのです。

それなら、確実に継続利用のあるユーザーを20人ずつ、
5回実施して集めるとすると、
不思議なことに出来そうな気がしてきますよね。


小さな企業がやり始めるにはこの考え方で十分です。
成功した!とかこれで集まった!というのに安易にだまされてはいけません。
昔のネット環境の話かもしれませんから。

で、これまでの経験ですが、
1万人も集めてしまった企業、
メールやその後のマーケティング作業が返って煩雑になり、
業績は下がっていきました。(折角、ちゃんと教えてあげたのに)

中小のコミュニティサイトを巧く活用した場合、
この重要な20人がすぐに集められ、
数ヶ月繰り返すだけで、非常にリピート性の高いユーザーを
2,000人ぐらい集めてしまいました。

当たり前といえば当たり前のことですが、
ロイヤリティの高い人の特徴を挙げますと、

1.割引で商品を買っていません
2.自社の最も強みのある商品を必ず買っています
3.初回の接触時に簡単なアンケート質問の答え

これで見分けられますよ。
ネットのでの購入やサービス利用の状況(他社や他のジャンルのネット利用)
の答え方で、見分けがつくケースが多いのです。

集客することは重要ですが、
もっと重要なのは、顧客を見分けて、
適切なコミュニケーションを行うことです。

アンケートもコミュニケーションのひとつなのですよ。
アンケートに答えてくれない人、ロイヤリティが高いと思いますか?

ね、判りますよね。皆さん。

キャンペーンや販売を行う前に
先ずは自社の特徴から始めましょうね。
飲食店でも同じですよ。
スーパーサブのポジションにある重要な商品やフードメニュー
これが非常に重要になりますよ。