カード情報悪用、窃盗容疑
コールセンター社員、逮捕へ 日経新聞朝刊 2010/07/08 社会39面
コールセンター最大手「ベルシステム24」(東京都渋谷区)の社員が、
電話相談業務を請け負っているクレジットカード会社の顧客のカード情報を
通販サイトなどで入力し、不正に商品を入手した疑いがあることが7日、
捜査関係者の話でわかった。
警視庁捜査2課は窃盗容疑で社員の逮捕状を取っており、
容疑が固まり次第逮捕する方針。
・・・中略
こうして入手した商品は総額数百万円分に上るとみられる。
三菱UFJニコス電話相談窓口を担当、クレジット番号や有効期限を
知る立場にあったという。
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ダイレクトマーケティングのサードパーティがこのような不祥事。
しかし、プライバシーマークなどの剥奪はない。
事故がおきる企業の条件を解析すると、
■従業員が100人以上
■利益が出ているのに給与が安い
■社長と従業員の間に溝がある
■システムがアドホックの継ぎ接ぎで、暗号マスキングやログののチェック機能がない
などの共通条件が浮き上がるのではないか。
JIPDECも事故の要因をDB化とマイニングにより解析し、推量することを勧める。
条件が該当する企業に予防策を講じることが重要だ。
しかし、本当に残念な事件だ。
業界が大きな迷惑と信用失墜を蒙る。