新しい財布にしたところ、クレジットカード、ポイントカード、会員カード、診察カード、ETCカード、免許証、健康保険カードなどで、財布がパンパンだった。
カードホルダーが10枚ぐらい収納できる財布が必要で、これが滅多に無い。
その中で最も無駄なのが、ポイントカードだ。
僅か1%ごときの還元で大そうな住所や電話やe-mail登録させられる。
本当に、このポイントカード成るものは何とか成らないかな、というのが本音だ。
家電を買うとカードを作らされるし・・・。
最近、このプラスティックカードの変わりに、携帯登録をさせて、店頭でクーポンを見せれば割引適用!というお手軽な認証方式が出てきた。
しかし、データを深く分析して何かを行うことは皆無で、先にアップしたジーンズショップのような的外れなジャンクメール配信のためだけだ。
特にアパレル系のこれらのマーケティングがひどい。
もともと感性重視で、数字や理論が嫌いな業界だから、輪を掛けて何も考えていないのが受け手に伝わっている。
カード情報の分析では英国のTEISCOが有名だ。
ゆりかごから墓場までのサービスを充実させ、ライフプランナーとしてのコンシェルジェ機能を強化するために、
単なる小売業ではなく、サービス拡張からサポートセンターまで充実している。
ポイントカードのポイントなるものは、概念がわが国とは大きく違い、
ポイントは、企業が顧客からの利用データを蓄積させてもらうための、いわばデータ取得パーミッションに対する対価という風に捉えられている。
このブログに訪れる皆さんは、このポイントのもともとの概念を念頭において欲しい。
そうすると、
中途半端なジャンクメールやゴミ箱に直行するまるで無駄と思われるわが国のカード会社の封書DMなど送ってはならないのだ。
結構、顧客に共感を与えるコンテンツ、内容、コンセプト、タイミングが要求されるのだ。
日本では、割引サービスとしてのイメージが強い。
ただでさえ薄利なスーパーなどがさらに利用により、割引をする?
本当に歪んだ印象を与えたものだ。
もうこれは先人達のポイントカード系コンサルティングが的外れで悪かったのだろう。
どうも、分析したり見ていると価格に敏感な購買に節操の無い主婦層に受ける内容のものしか、
情報発信していない。
言葉は非常に不適切かもしれないが、
いわゆるバーゲンハンターやチャーンといわれる層しか反応していない。
最後にはバーゲン待ちを期待させてしまい、プロパーでは買わなくなってしまうのだ。
いわゆるドーピングしすぎ状態だ。
この反応だけをベンチマークし、
レスポンス率が・・云々、
来店率は・・云々、
コンバージョンレ-トは云々。
何となくレベルが低すぎて、まともに議論できない。
プラスティックカードがどれだけユーザーに付加を与えて、かつ的外れなセンスの無いオファーを続け、
挙句の果てにはWEBサイトのトラックとリアル店舗のデータベースが統合されていない。
まあ、何とも浅はかなマーケティングレベルで一流企業を名乗っているから日本は面白い。
某首相だけでなく、日本企業のマーケティングレベルも今まで誰が教育してきたのかわからないが、「裸の王様」状態だ。
嘆かわしい。