5月21日22時52分配信 産経新聞
仕分け会場の傍聴者からは拍手がわくほどの支持を受けた「宝くじの販売停止」の判定。
だが、実際に宝くじを買っている人たちからは、無駄な支出を押さえることには
理解を示しつつも、「夢が無くなる」「こんな不景気だからこそ残して」といった声が聞かれた。
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天下りの撲滅のための事業仕分けで、一時中止になったが、
事業仕分けのやり方は困難を極めるだろう。
テーマごとに仕分けるのがそもそもの間違い。
しかしながら時間が無いために仕方が無いのだろう。
実は無駄と甘い汁の暗黒部分は癌に似ていて、
胃にできた癌を取り除こうとすると、使える部分と癌の部分を分けて除去しないといけない。
“胃”というテーマごと除去すると手術も早い。
しかしながら奥深く見て行き、良い部分と悪い部分を見分けて除去しないといけない。
それだけ巧妙にもぐりこませているのだ。
胃も膵臓も肝臓も十二指腸、胆管、腎臓、肺、乳房、子宮、前立腺。
すべてに癌が潜んでいるのだが、すべてを除去するか、すべてを探索してプランを立てて細かく仕分け除去するか。
それだけ官僚はずる賢く、陰陽を一つの案件に巧妙に入り組ませており、
例えば特殊法人1,000件の案件に1万円ずつの無駄を仕込むと1000万円毎年暗黒資金ができる。
しかし、1,000個のテーマにはそれぞれ99%の善人の顔をしているものだから、
全面的に削除できないのだ。
このニュースのように悪い部分を取り除くには良い部分も一時停止しなければならない。
そうすると世間の風当たりが、「事業仕分け行為」そのものに及ぶのだ。
このような構造を作ったのは他でもなく官僚全体で作ってきた。
財務省にお金を牛耳られては困るから、各省庁がすべて金融機関を作っているのだ。
農協、自賠責保険、郵貯、警察の反則金・罰金、競馬、宝くじ。
これ皆すべて金融商品で何に使われているのか明らかにされていない。
その上に、法人税、ガソリン税、高速道路料金、医療費。
これに商工会議、●●協会、JISマーク、Pマーク、ISOなどさまざまの負担金などを支出している
すべて許諾にお金を払っているいわば形を買えた税金だ。
消費税や所得税なんてホンの一部に過ぎないのだ。
海外諸外国と比較すると日本は●●で税金は安い!なんて言うが、これらを含めた無駄遣いと形を摩り替えた税金の負担は世界でも類を見ないほどに重い。
何故、きちんと試算をして生活インフラ負担金として算出し、経済比較できないのか?
日本国民もいい加減、「直接税はそこそこだが、形を変えた間々接税となる生活負担金が重い」ということ自体に気が付いた方が良い。