■1 ネット情報もそろそろ必需品に カカクコム田中社長
2010/05/18 日経新聞9面
無料サービスが多いネットの世界では、ユーザーでなく広告を出す企業からしかお金が取れない。
カカクコムの田中社長は、この「ねじれ」を解消するため、グルメサイト「食べログ」で利用者からの課金を検討している。
■2 ツイッターの本人確認支援 デジタルガレージ
2010/05/18 日経新聞11面
インターネットビジネス支援のデジタルガレージは、人気ミニブログ「ツイッター」を利用する著名人の本人確認作業を支援する。経営者や政治家らの利用が進んでいるが、第三者が本人に成りすまして虚偽の情報を配信する「なりすまし」の懸念も高まっていた。米ツイッター(カリフォルニア州)が本人確認した上で発行する「認証済みアカウント」を国内の利用者が取りやすくして、利用促進を図る。
■1 については、
ブログや内容のコンテンツは、基本的にWEB2.0であり、一般善良な市民の奉仕により支えられている。
別に「食べログ」のスタッフが、取材して全国を廻って美味しいものなどをアップしているのではない。
情報を利用する側から課金をするのならば、コンテンツのキモを握る情報にお金を払わないと意味が無い。
また、情報にお金を支払うことになれば、お金ほしさに美味しくも無いお店をアップする人も出てくるのではない?
それに食べログやグルナビなどが一斉に課金を始めたら、それこそカルテルじゃないの?と思ってしまいますが。
日本人の悪い癖で、情報はタダだと思っている。しかし、ゴミの混じった情報からはお金を取れないし、逆に訴訟でお金を払わないといけなくなるかもしれない。(笑)
ゴミを自分達が取り除くために消費者や利用者が情報リテラシーを身に着けないといけないのだ。
そこには選りすぐれた情報としての選別機能があってはじめて、土の中から優れたダイアモンドの原石を見つけ、そして磨いて綺麗な価値のあるダイアモンドにして価値が上がる。(データマイニング)
ダイアモンドでご飯は食べられませんけどね。(笑)
以前にも書いたように、IT企業は社員が若いから給与を抑えてビジネス展開できてきた。今後は社員の給与を上げなければならず、経営が持たなくなる企業が増加すると予言してきていたが、苦し紛れに課金し、モデルそのものの情報の価値を落としてしまうことになる恐れを含んでいる。
これからがIT企業の正念場だ。モデルの転換、頑張って欲しいものです。
■2 については、
本人であること自体を認証しなければならないのは、重要な発言による影響力を持つ人=フォローされる人だけの話だ。
私なんてフォローワーを増やしたい訳の分らないひとからのフォローの申し込みが二つあって、もう一人は古くからの友人。この三人だけしかフォローしてくれてません。(笑)
フォローしているひとは、クリミナルマインドの俳優2人と原口総務大臣です。
当然、クリミナルマインドの2人は英語で来ますし、寝ている時間が逆だから、タイミングハズレまくり。(笑)
本人認証までして、発信しなければならないのだろうか。
そのそも呟きそのものが、そんなに価値の高い情報なのだろうか?
これだけは登録したけれど、利用の価値に気付かない私は何の意味があるのか分らない。
ツイッターの情報で私自身が左右されることが無い=いわゆる影響の無い情報だからだ。
まあ、そこまでしないとツイッターの配信情報に意味が無い!ということは理解できるけど、タダの呟きねえ。
いくら有名人とはいえ、味覚も価値観も所得も生活スタイルも信条も全く違う人から発信されたつぶやき情報に左右されると言う人生もねえ・・・・。
すくなくとも津波や災害、交通機関の乱れなどの情報なら考えなくも無いけど・・・。
まあ、人それぞれだから。 それをビジネスにするというのもねえ。
そんなところにしか市場は残されてないのですかねえ。
こりゃIT市場も考えものだわ。