ここまでくると、世も末だ・・・、と思う。
今日、とあるマーケティングに詳しい人物と黒ビールを飲み情報交換をしていた。
その中で、
炎上マーケティングというテクニックの話になった。
簡単に説明すると売名行為のために故意にブログやtwitterで炎上させるというテクニックを使う。
その炎上を収束させるシナリオもあらかじめ用意しておき、打ち上げ花火もしくは彗星の如く名前を認知させるためのテクニックらしい。
最近、twitterでスパム行為を行い、サクラでもありフィクサーなるエージェンシー担当に
“これって炎上”という燃料投下の書き込みを行い、炎上誘発させる。
→あらかじめ収束させるためのスキームとシナリオを用意しておき、
速やかに収束させた後、影響力の強いポータルサイトなどを利用し、
「収束が早かった!」という評価を喧伝・宣伝し、売名とプロモーション認知させるという手法らしい。
無料のツールを使い、ある一定のWEB上の影響力のある掲示板や、ポータルに宣伝を流すために、売名認知行為としては非常に費用対効果が高いというテクニックとして仕掛けられたものらしい。
ある掲示板では、TVや雑誌などの影響を受けやすい中高年などを「情弱」と蔑んでいるが、
実は、ネットのこのように仕掛けられるマーケティングテクニックについては無防備だ。
確かにテレビなどは、ある意味収録制作を早めたりするためのある種捏造は結構あるし、古代発掘特集で日本海に古代のツボをあらかじめ沈めておいたり、某新聞社が沖縄の珊瑚に文字を書いてみたり、枚挙に暇が無い。
しかし、ネットにおいても仕掛けられた口コミで実力の無い商品があおられたり、
そんなに美味しくも無いロールケーキやバームクーヘンを美味しいとレビューを掲示したり、捏造などは既に数多く仕掛けられている。
このネットによる煽りと情報操作で未来には暴動すらも引き起こされる可能性も考えられるのだ。
実はネットユーザーの方が「情弱」比率が高い可能性があるし。(笑)
ダイアモンド先着5,000名様に0.1カラットプレゼントで、打ち上げ花火のように取材でブランド認知をさせたものの、
全国で何人が「モーブッサン」というブランド名を覚えているかわからない。
このようなプロモーション行為をブランディングと呼び、
TV広告効果で算定すると何千万に匹敵すると自画自賛。
長期的にロイヤリティを醸成することなど何も戦略として行わないなど、
軽薄短小なブランディングが横行しすぎている現状を憂うばかりだ。
0.1カラットを加工し、載せる台であるプラチナの方が暴利を得られているかもわからないのだ。(笑)
自分を確立している消費者は、このような仕掛けに陽動されることなく、自分の知覚価値としての、
モノ、小売店、食堂で納得する消費行動を行って欲しい。
それが景気の変動をある意味抑制し、ロスを生むことなく安定化させ、結果安定利益を享受できる
柔和なライフスタイルなのだと思って欲しい。