ライバルと連携する大丸の皮算用 東京店でテレビ通販大手が生中継

2010/3/28 18:00 J-CAST NEWS

大手紳士服チェーンや低価格カジュアルブランドのテナント導入など百貨店の高級イメージを塗り替える改革を続ける大丸松坂屋百貨店が、今度はテレビ通販との協力を模索し始めた。

主力店の一つ、東京駅八重洲口の大丸東京店で2010年3月中旬、テレビ通販大手ジュピター・ショップチャンネル の生中継があり、視聴者の大反響を呼んだ。・・・中略

同ブランドを運営するアパレル大手、ワールドの担当者が、大丸東京店で先行発売したばかりのワンピースを手に取り、商品をPR。

司会者も、ワンピース、カーディガン、バッグなど紹介した商品の注文状況を刻々と視聴者に伝え、「残りあとわずかです」と購買意欲をかき立てる。

大丸東京店の担当者によると、1万290円のバッグは番組開始10分以内に売り切れた。「予想以上の反響。売り上げのペースは通常の店舗の10倍以上でしょう」と驚く。

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TVショッピングは、まだまだ刺激のあるオリジナル商材の小売業だ。

今日の日経でQVCがカシミア毛布を販売したのだが、住金物産と共に中国にマンマとだまされたのか、カシミア混容率がゼロだたらしく、問題になってますが・・・。


先日の楽天-東武百貨店、Yahoo-西武百貨店とクロスメディアによる試みの大きな第3段目。

セブン&アイはYahooと食品とのコラボを方針として発表した。


何か新たな試みを実施し、ヒントを掴もうと大手小売業が挑んでいる状態であることが読み取れる。

ここでのレバレッジは、ネットに寄せられる情報がキモとなっているようだ。


消費者の購買心理はまだまだ複雑で、単純な仕掛けを行うことで長期的な刺激にはなりにくいことも承知の上だろう。


そういった意味では、常に話題になる企業の顔ぶれが、マンネリ化して来ていることに閉塞感を感じてしまうのだが・・。仕方がないことかも知れんが、

■ネット・・・Yahoo、楽天、amazon

■小売・・・セブン&アイ、イオン、大手百貨店

しかないような感じ。


でも、どこに行っても買える商品は、今買う必要がない、と思ってしまう。必要なものしか買わなくなっているのではないですかね。

もう少し、オーナー専門手や人と人との対話ができる小売店が恋しくなってきました。

価格がある程度こなれていて、お店のお奨めが嵌るとしばらく通い続けるでしょう。


この調子だとオーバーストア状態の閉塞感は、もうしばらく続きますね。