2010/2/15 19:57 J-CAST NEWS


バンクーバー五輪・モーグル決勝で途中転倒し19位に終わった元金メダリストの里谷多英選手。

新聞・テレビは上村愛子選手ばかり取り上げているが、

ネットでは、「果敢な攻めに感動した」と賞賛する声が相次いでいる。

・・・中略 

「里谷選手の果敢な攻めに感動した!」
「一発勝負に出た猛スピードの滑降と気魄。かっこ良かった」
「上村愛子よりも攻めまくってコケた里谷多英が印象に残った」

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この国の人たちは、何故このような評価をするのかがわからない。


里谷選手は、長野オリンピックで金メダルを取っている。

つまり、もうノルマは達成した身だ。 おまけに捨てるものは無い。

だから、無茶苦茶なすべりが出来るのだ。

ある種の開き直りと、細かなことで悩むことが本人の性に合わないだけだったのではないか。

無謀な滑り方をして勝てるはずが無いのだ。

メダルを背負い、勝つつもりならあの滑りは出来ないのだ。


上村愛子選手は、昔から努力して積み上げてきて、

一人っ子で甘えん坊みたいに思えるし、ノルマを達成していないので、プレッシャーが掛かりすぎた。

本番のプレッシャーには少し弱いパーソナリティなんだろう。

そういった意味では、応援したくなるのだ。 頑張れと。


里谷選手のように猛獣系で狩猟民族の選手は、そういった意味で海外選手とやりあえるDNAを持ってるんじゃないか。


私が岩岳で、長くスキーアルバイトしていた学生時代。


学生選手権退会で体育会系丸出しの、まるで男にも勝てそうな女子スキーヤーは、

みんな里谷選手のようなタイプの方だったのを覚えている。


無論、その頃は、モーグルなんて北米の趣味スポーツで、

ポパイがザ・スキー、hart、ハンソン、scott、burtやスペードマンのビンディング特集とモーグル特集を

組んでいた時代の話だから、そんな女性の方達は

デモンストレーターの試験や準指試験の挑戦者だったのだが。


まあ、酒は強いわ、声は低いは・・。(笑)


何事も自分で裏を読み、メディアに流されず、騒がず。

情報リテラシーを身に付けていって欲しい。