外科手術なるもの。これは完全な対処療法だ。
出来てしまったものや不具合のあるものは、取ってしまえ!
その方が早く治る。
内科診療は、根本治療。最近では未然に防ぐように漢方やサプリメントなどの補助もある。
トヨタがリコール対象車種、台数を増やし、アクセルペダルのリコールを自主的に行っている。
これで株価が下がったそうだ。
株主様、企業の動向に一喜一憂してご苦労様。
一喜一憂して株式を左から右に動かすだけで、儲けを得るのは証券会社だけですから。
私は、アクセルペダル回収で株を売却する株主の頭はどうかしているんじゃないかと思う。
こんなことは米国レクサスの段階ですでに意思決定しておかなければならない筈。
何故ならば
もともと、リコール改修は、対処療法。発生した事象の結果に過ぎない。
トヨタは、この件を受けて、
■根本的に事故や不具合を起こさない車作りの方法、
■社内のモラル、
■カイゼンの見直し、
■企業文化の見直し
などの風土や抜本改革の方向性を発表したのではない。
で、この発表は根本治療だ。永続性原則に基づき、企業が長きに渡り存在意義を全うする!ぐらいの大きな指針作りだ。
私は、リコールしなければならないような商品を世に送り出す企業の文化と奢りの方が単にアクセルペダル回収よりも余程大きな問題だと感じられるからだ。
つまりは米国で発生した段階で、株式は売却すべきだったのでは?
目先の事象に囚われて(あえて囚われてという字を使う)、哲学を持たない株主。
そんなアホな株主に支えられている業界トップの企業
どちらも不幸だ。