2009/11/30 20:14 J-CAST NEWS
高いもので80万円する「かつら」が、不景気の影響を受け、売れなくなっている。アデランス、アートネイチャーの大手メーカー2社が発表した上半期決算によると、両社とも減収減益だった。
新規、リピートともに低迷304億400万円のうち日本での売上高は、219億8000万円(前年同期比10.9%減)。オーダーウィッグについては、新規顧客売上が前年同期を大幅に下回ったほか、既存顧客も低迷し、売上高は前年同期比12.6%減の112億5400万円となった。
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果たして不況のせいだろうか??
・リアップなどの異種競合の増加
・その他の増毛法の競合増加
・禿げの人間は取り合えず、一通り刈り取ってしまっており、はげが増えない限り増えない。
・禿げでも格好よいという風潮になった。ショーン・コネリーやニコラス・ケイジなど、むしろ禿げを隠す方が格好悪いという風潮になった→米国大手戦略コンサルの元代表やフジテレビの朝のメインキャスター等
・費用を掛けた割には女性にモテなかったことがわかった。
など、色々な要因が重なっているはずだ。
なんでも不況のせいにするのは簡単だし、株主にも説明しやすい。
しかし、そこそこのマーケティングに携わった人は、こんな説明では納得しないだろう。
また、百貨店の天候のせいにする癖と同様、外部環境のせいにし過ぎるのではないか?
何故なら、「はげた人間はコンプレックス持っているから高くても買うんだよ!」
的な発想だったとしか思えない。
長くこの仕事をしているが、この業界が、補聴器業界と同様、きちんとCRMをやっているという話をこれまで一度も聞いたことがないからだ。
実際、
売るほうが禿を馬鹿にして、口八丁手八丁でマルチ販売みたいに販売してきたんじゃないのか?
って思ってしまうんだが。