父からの形見である車も9万キロを越えた。
譲り受けたときは、2万キロ。
こうなってくると、いろいろ故障をするものだ。
常套句のように「修理費で新しい車が一台買えるよ」
これは、ディーラーや新しい車を次々と買い換えるユーザーの言葉だ。
私の行き付けの整備技術者 はそんなことは言わない。
でも、消費者の皆さんもここで考えて欲しい。
私の車のメンテナンス費が年間50万円
でも、この50万円は、信頼している腕の良い整備を営んでいる独立事業者 の売り上げ
税金は地元に還元される。
新しい車を買うと、
一部がカーメーカーの本社の利益となり、メーカーの売り上げとなる。
高級車でもなく、大勢の客の中の一人のために、邪険に扱われることもあるだろう。
私が買って得た収益は、自動車メーカーの社長や会長が銀座や名古屋の栄で一回飲んだらおしまいだ。最終的には利益はクラブのオネエちゃんの給料の鼻くそぐらいの一部になって消えていく。
私は迷わず、地元の腕の良い整備の方に年間50万円を払う。
これが、地方分権時代の考え方なのだ。