〔NQN〕 (11:30)トヨタ自動車は24日、中国で乗用車約68万8000台をリコール.

ウィンドウの開閉スイッチに不具合があり、熱が発生して部品が損傷する可能性があるという。


リコールの対象となったのはカムリ、ヤリス、カローラ、ビオスの一部。同社広報によると、窓ガラスの開閉スイッチ設定部にグリースが多く塗布されたことが原因。


慌てて物を作って、リリースして、リコールして。

昔はリコール隠しがあったから、良くわかんないけれど。


ロス無く、早く、小ロットで生産して、他の自動車メーカーに打ち勝ち、儲かればそれで良いらしいね。

ユーザーのためにじっくり物づくりをして、故障しないように!そんな物づくりはどこへ行ったのか。


トップ企業をこぞって真似するから、おそらく日本の自動車メーカーは皆この考え方に毒されてしまっているのだろう。


最近、リコールが多すぎるように思う。

リコールの費用は馬鹿にならない。つまり、リコール費用はもともと原価に乗っている可能性だってある。

たまたま、リコールが無ければボロ儲けだ。


なんで、こうも「慌てる乞食は貰いが少ない」ビジネスをやるんだろう。早く作ってもそりゃ自分のところは儲かるが、もう売れる世の中じゃないのに。

中国人に馬鹿にされるよね、こんな品質じゃ。スイッチは中国製だろうけれど。


マイクロソフトが、バグを承知でリリースし、バグ取りを消費者にさせて、儲けていたのと何ら変わらない。

研究開発費を早く回収することによる金利差を意識している経営の考え方なんだろうが。


どうも日本の消費者は、

■米国の守銭奴根性をわざわざ大金投資して、米国に生活資金を落とし、留学する奴。守破離の考え方が無い舶来ブランド意識野郎

■アメリカかぶれの経済評論家

■このようないい加減なキャッシュフロー経営を賞賛するバカな金融投資顧問関係者


どうも物づくりの本質を知らないバカヤローに毒されてしまっているようだ。

こういう奴らが、売名行為でTVに出て、「トヨタはすごい!トヨタはすごい!」と聞きもしないのに言いまくっている。

そういう奴はきっとトヨタから仕事が欲しいのだろう。


クルマはマイクロソフトと違い、人の命に関ること。

私に言わせたらトヨタは車を作って儲けているのではなく、車を作ることに対するマネジメントが上手いだけなのだ。決してクルマメーカーと思えない。


日本の物づくりが、米国のキャッシュフロー的発想でマネジメントするようになったら、おそらく自動車産業も早晩、米国と同じ道を歩むに違いない。


良く吟味もせず、何故世にリリースするのだろうか。

耐久消費財で税金も払わないといけない商品だけに、きちんと作って欲しい。


怖くて、ハイブリッド車が買えない。きっと何か落とし穴があるんだよ、と思ってしまう。

こんないい加減な物づくりで革新的な商品が安全な訳無いのだ。


怖い怖い。