政治家や経済識者の言葉の中で、
“消費が進まなくて・・・不況”という言葉をよく耳にする。
こんな、簡単な一言で今でも片付けてしまうのに疑問を感じる。
つまり、消費し続けることが経済成長なのですよね。
買っては捨てて、買っては捨てて。
しかし、企業が商品化する技術で、目新しいものはもう既に商品化し、世に出してしまった。
しばらくは、大ヒットするソリューション型商品は生み出せる技術のバックストックがない、とすれば、消費なんか進むはずがない。消費は経済理論や政治の施策で進む時代ではなくなったと認識してほしい。
給与などの金をもっとフローに回しなさい、使いなさい!、そして一時的に足りない金は、借金しなさい。
の論理ですかね?
こんな簡単な話ではない筈だ。そうして生活したアメリカはもっと深刻だ。
日本人はまだ賢い。アメリカほど堕落した消費をしないからだ。
もうそろそろ、真剣に新しい消費と経済の姿を考えたほうがよいかもしれない。
経済識者の発言も常に過去の振り返りと他国の状況を日本に当てはめようとしているだけで、新しい概念は導き出されていない。
それをTVなんかで喧伝するから、おかしな話になる。
実は中国が、食糧輸入国となり、対米向けの輸出が日本を上回っている。
この中国を世界中が徹底してマークしている間に、日本はコソッと手を打つのだ。
おかげさまで日本の経済は、他の新興国に比べるとシェアが少なくなりつつある。
つまり、少々貿易バランスが崩れても文句を言われない立場になったのでは?
何かいい方法はないか、考えるべきときではないだろうか。
私もその答えを、日常の消費の中から導き出してみたいと思いながら、モノを買っている今日この頃。