金曜日が取締役会で、プライバシーマークの委員会報告、改善レビュー、マーケティング情報交換など盛り沢山のミーティングを行ってました。
弊社取締役のKazさんが、Mercedesもまあ、いまいちエコじゃないので、何か試乗でもしようと、この春、片っ端から試乗車の募集キャンペーンに応募したらしい。
するとLEXUSから、試乗キャンペーンに当選しました!と当選案内ハガキが届きました。
※個人情報は伏せますが、まあ汚い修正はご容赦を。私の性格が雑いのです。
私の「汚い修正」に負けず劣らずの「汚い字の宛名」で送られてきていまして・・・。
な、なんじゃこりゃ、高級感もクソも無いなあー。ほんま。
でも、ハガキの右下にはレクサスコミュニケーション東京都文京区水道と書かれていますので、おそらく大手広告代理店がベタイ作業的業務を外注か大手印刷会社の事務局に振り倒して、そこでまた振り倒された孫請けアルバイト担当か臨時派遣担当が手で書いたんでしょうか?・・・。
裏側をご紹介しますと、
抽選の結果、試乗の時間などの連絡をくれるという予告はがきです。
最下段にはLEXUSの地域ディーラーの店舗アドレスが記載されています。
ところが、この期間が過ぎても係りのものから、連絡が無かったそうです。
この時に私が、“内の会社が小さな企業だからLEXUSを選ぶ権利が無くて、馬鹿にされたんじゃない?wwwww”って笑ってたのですが、
弊社取締役は真面目にディーラーに電話で問い合わせし、
“あのー、連絡待ってたんですが、来なかったみたいで、期間が過ぎちゃいましたけど。”
すると、ディーラーの答えは、
“す、すみません、すっかり忘れていました。”
だったそうです。
弊社取締役は、まあギャグじゃないですが、これでも金融業界出身、MBAを取得し、40代前半にしてエグセクティブ経験のある人物ですから、(LEXUSには相応しいと私は思うのですが)いい加減なキャンペーン対応に、思わず二人で苦笑してしまいました。
一昔前は顧客リストはディーラーの管理で自動車メーカー自体は一切、共有化させてもらえませんでした。
しかし、そのためにディーラーを統廃合し、新構築ディーラーは過去のしがらみを打ち消して新たにCRMモデルが作れる良い機会で、LEXUSはそのために新チャネルとして構築したのではなかったのですね?
現代の新構築チャネルディーラーは顧客リストを新規見込客、ドイツ車奪取見込客、既存客、等と明確なCRMステイタスを管理し、顧客接点であるディーラー、WEBサイト、アウトバウンドなどの履歴を一元管理し、ブランドコミュニケーションのマネジメントやマーケティングクウォリティに一貫性を持たせ、そして、メンテナンスによる需要売上で、ディーラーを潤わせる、革新チャネルと勝手に思い込んでいました。
でも、こんな顧客対応で、日本車に何千万も払うんですよね。
何かはっきり言って、クウォリティは既にスクラップした田舎のVISTA店と変らないんですけど。
健康食品や無農薬食品などのダイレクトマーケティングなどは、企業の温かみを伝えるために、ワザと手書き(しかも純朴で下手な)字で宛名書きをする手法が、しばしば見受けられます。
しかし、物は先進的で、スマートでエグセグティブブランドのLEXUS。
インテリジェントなDMでなければ、ブランドコントロールとしてミスマッチだと思うのは私だけですかね。
とんまな顧問コンサルタントが
“アットホームさを出して手書きで書くんだ!”
といって馬鹿なコンサルを行ったか、
単にLEXUSが「張子の虎」の事業体で、その裏では全くマーケティングやブランドコントロールが出来ていないかのどちらかですね。
TV-CMには細かいことに口を突っ込むのに、重要な顧客接点であるDMをこんなおろそかにするのは、もうマーケティング音痴としか思えないわけで。
セルシオならば、500万程度で変えたものをLEXUSの名前を付けて1,000万近くで売ってるということを消費者は忘れてませんが、販売しているTOYOTAさんが忘れてるんじゃないですかね。
まあ、こんな笑っちゃうキャンペーンがこの世に存在したことで、久しぶりに取締役と大笑いさせていただきましたwwww。
LEXUSさん、健康的に笑わせていただきましてありがとうございました。
次は健康グッズでも作ってください。