M&Aなどを活発化する理由は、先のブログの中で触れているように、

短期間に売上規模と市場を獲得することによる自社へのシナジーが目的のようだ。


会社を買えても、企業に流れているDNAや社風は買うことが出来ないが時間という一つの価値を購入しているようなものとも言える。


しかし、企業の中でデーターベースマーケティングやデーターマイニングのノウハウは、時間を掛けても自社でやろうとしている企業が多い。

これもおかしな話で、マーケティングのノウハウはあらゆる他社の構造やDBパターンを熟知して初めて生かせる職種的特徴がある。


社内で完結すると、社内の事情内でのみ考えることになり、浦島太郎・ガラパゴスとなってしまう。


その割にはデーターマイニングツール自体を導入していなかったり、中途半端な目標しか与えていない=明確なミッションを与えていなかったりする。


これは、企業がお金を扱うから社内で銀行マンを育てようとしているのと同じことで、未来永劫不可能だ。まあ、分かってないんだなあ、これが。


もう、CRM部門を設立しているのに、データマイニングツールも導入していない。導入してもそれを扱う人を招聘していない、など形式と組織名から入っちゃってるんですよね。


M&Aの時に見聞きをするキーワードとは正反対のことをやっていて何の矛盾も感じていない。


実は新たなマーケティングソリューションは今の経営陣の年代では既に理解の限界を超えているソリューションなのだろう。


両方の手の人差し指を立てて、キーボードを打ち、ワードの書類をシコシコ作っている役員の方、貴方のことですよ。


やはり比較的若手の経営者で、中堅、中小規模の非上場、ベンチャー企業のほうが潤沢なお金は無いが活力があり、意思決定が早い。


金はあっても意思決定が遅く、トンマな金の使い方をしている企業の時代では無い!

・・と思いたい。中堅中小企業こそ、頑張れ!