私の愛車は、フランス車のPeugiot205-GTIの93年型、右ハンドルマニュアルミッションです。これは5年前に他界しました父から形見として譲り受けた車です。

父は、日野ルノー、セドリック、クラウン、ジャガー、マスタング、ファイアーバード、カマロ、117クーペ、MGB、OPEL、MERCEDESと乗り継いできて、この205が交通事情には一番、合うといって大事にしてきたものです。


何しろ、ボロイ。いや、ラテン車らしいんですね。

コクピットの周りのつまみはポロポロ取れます。ちょっと力を入れると、ポロッ!

それに窓ガラスや内装がガタピシ音を立てます。


これはドイツ車などに比べるとやはり安物という感じがします。

しかし、ラテン車はそんなもの。それに文句をつけていてはラテン車乗りではないのです。


実はハンドリングや加速感などが病み付きになってしまうのです。

ビュンビュン車を街中で追い抜いてしまいます。まるでバイクに乗っているように。


この感覚、日本車には無いのです。何ともいえない車の足回りやハンドリングの奥深さを感じます。

コマ目にメンテナンスしていると案外潰れません。日ごろの通勤や仕事に使ってますのでもう8万キロを超えちゃいました。


この車、乗り換える気が全くしないのです。

直ぐに故障する!と知り合いの企画会社の女性の方が怒ってましたが、それは車の基礎知識が無く、キーを挿せば走り出す車が良いと思っているからであって、そもそもラテン車を選んではいけないのです。

そういった方はTOYOTAにお乗りいただくのがよろしいでしょうね。


水温センサーと燃調の関係から、70℃にならないとエンストしますし、パワステポンプからはオイルが滲みます。

これは車の癖であり、車と会話していると乗りこなせてしまい、何の苦にもならないのです。


エンジンマウントをシリコンに交換し、ショートストロークミッションチェンジ、ハイカム、プジョースポールの足回りに強化スタビ、フロント・リアのストラットタワーバー、フロントアンダーストラットで強化し、機械式のノンスリップデフを入れてますので、大変な乗りゴゴチですがwww、知り合いの方が、ゴム類を全部交換しないとヘタっているね、なんて言われてしまいましたwww。放っておいてくれよー、クラウンでも乗ってろ!


まあ、日本人はあまり車は移動の道具と考えず、資産価値か飾って眺めるものみたいな人が多いですから、私のように所詮消耗品で乗ってメンテしてなんて、真っ向からカテゴリー属性が反対ですよね。


また、画像でお見せしますが、今日もイリジウムプラグに交換し、16年経っても元気で走ってます。

これを捨てる?!もったいない、もったいない。まだまだ走れます。