お重を開く瞬間が好きだ

食べられることを待っているように
ぬらぬらとした艶を光らせて
「身」が姿をあらわす瞬間が好きだ

蓋を開け 全てを剥いた後に
期待を持って湯気を立てている
それでいて少し恥じらいを持って
食べ手に差し出している
そのマゾヒズムが好きだ