英国現代史に興味がある方なら、此の映画は秀逸である。
1899年、19世紀末のボーア戦争から1933年迄の大英帝国の栄光と陰りの始まりを、上流階級夫人ジェーン・マリオット(ダイアナ・ウィンヤード)の半生を通して、小説の様に学びえるのだ。
女の一生、半生で、歴史の変遷を感じ取れるのは、有名どころでは『風と共に去りぬ』があろう。此れは南北戦争前後を示す。
カヴァルケードに於いては、ボーア戦争で夫の出征を経験し(無事帰還)、長男をタイタニック号沈没で亡くし、次男を第一世界大戦時、フランスで亡くした。将校の夫は無事帰国。
監督はフランク・ロイド、主役のジェーン演じるダイアナ・ウィンヤードが素晴らしい。
因みに、此の映画がリリースされた翌年だったか、ヒトラー率いる国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)がワイマール共和制の下、第一党となりヒトラー連立政権内閣が組閣する。
歴史の流れであろう。
