私は愛煙家である。
健康に良くないと言われ禁煙したことは何度かある。しかし、半年位が限界であった。
初めて煙草を吸ったのが中学三年であった。同級生に面白がられてピーカン(ショートピース50本の缶入り)。頭がクラクラして、足元がふらついた。その後は専らセブンスターであった。
高校の時も日常的にセブンスター、大学の時もセブンスター。大学三年海外旅行から戻った後、師匠の村田先生(数学者で、専門は集合論と数学思想史)の真似をして、ラッキーストライクを偶に吸った。
為替ブローカー(FXディーラー)の時はマルボロライトだったかな?金が無いときは、当時140円のエコー。
美術商勤務時代、女性の社員はフランスかぶれが多く、皆が吸っていた。其れもこだわりの銘柄で、ハイライトやチェリーなど23歳の新卒のセンスの良い女性が吸っているのは楽しめた。因みに、慶応や東外大、そして国際基督教大卒だ。ついでに容姿、教養も優れ、内二人はイギリス、アメリカ、南アフリカ等からの帰国子女と、当時としては珍しい存在であった。
母校明治大学の独文同級生にも二人ばかり帰国子女が居たが、英語は全く話せないただ父親の駐在に付き添っただけの国際性を微塵も感じられない女性二人組であった。
ロンドンに居る時はロスマンズやら何やらと色々と試していた。
モスクワでは、日本円で50円位のトロイカを吸う時もあった。
現在、一番吸うのが430円のWest(1mg)。毎日一箱半は吸うので、月にすると馬鹿にならない出費である。そこで、失業中に頻繁にやった習慣、自分で紙巻タバコを作ること。其れともパイプに変えること。
今住んでいる福島県双葉郡富岡町にはたばこ屋なんか無い。コンビニかベニマルで買うだけだ。こんな所では、こだわりの品は手に入らない。私は専門店を求めて、天皇誕生日である本日、福島市まで向かい(大体90㎞強)、やっと必要な品物を手に入れた。
お店の人も遠くから来た私の様な客を歓迎してくれ、隔月の愛煙家の為の雑誌『ケムリエ(KEMULIER)』をプレゼントしてくれた。
恰も犯罪者の様な扱いを受ける今日の喫煙者だが、世の中には随分と水面下に愛煙家が潜伏し、趣味を堪能しているものなのだ。
上の写真には、昔使用した私のコーンパイプと紙巻タバコを作る道具、タバコローラーを見つけることができよう。
お店にあったパイプ。これ位のパイプで楽しみたいものだ。

