此のゴールドフィンガーも二, 三回は観たはずなのだが、思い出せるのが、金粉窒息死と股座への鋼鉄切断ビームそしてゴールドフィンガーの用心棒、ハロルド坂田の山高帽とは、いやはや情けない限り・・・私の記憶力と感受性の貧しさを知らされた。
それでも今回の鑑賞で新たな発見があった。敵役のゴールドフィンガー役のゲルト・フレーベを見るや、私は『パリは燃えているか(1966)』のナチスドイツのディートリヒ・フォン・コルティッツ将軍の役者ではないか!ゲルト・フレーベは西ドイツの国民的俳優である。
-------------------§--------------------
さて、お楽しみのボンドガールであるが、最年長ボンドガールの一人、オナー・ブラックマン(東ロンドン出身:出演時38歳)。彼女は柔道の心得があり、此の作品の中でも其の実力を披露している。
英国女性オナー・ブラックマンは、一作目のドイツ系のウルスラ・アンドレスとは違い、ムンムンむれむれ系では無いところが魅力である。
此の作品での敵役、ゴールドフィンガーは一寸した軍隊組織も持っており、兵士や部下は東アジア系で核兵器の研究者は中国人。用心棒もアジア人(役者自身は日系米人)と、トップ以外は全てアジア人で固めてある。このヒエラルキーに “イギリス人特有の人種差別” が根底に潜んでいると想像をたくましくするのは、私の被害妄想であろうか?
ゴールドフィンガーからジェームズ・ボンドに寝返るプッシー・ガロア(オナーブラックマン)

