私は京都に居た時、10年以上も前に為る。住み始めたのが、20年前になるか?
妻と出会ったのが、14年程前になるか?2006年だった。
当時、私は代表取締役社長であった。とは言っても、超の付くほどの零細企業である。社員は二人。そして一人親方を二人抱えていた。同業者に声をかければ10人程は集めることはできた。業種はビルメンの清掃部門とハウスクリーニング。
事務所は自宅マンション。生活空間と兼用していた。
日本では、『職業に貴賤は無い』と、職業差別を戒める言葉があるが、海外生活を経験すると、取分け私はイギリスに居たので、階級と人種・教育・職種との関係に敏感になった。
ロシア人である妻も私の生業である清掃業を嫌っていたし、軽蔑していた。
此の業界の人種・階層がどの様な人達かを思い浮かべると、自分の彼氏・夫がその種の仕事に従事しているのが恥しく感じるのだろう。
娘が生まれた時も、「いくら生活に困った事が起きても、掃除の仕事はしないでね」と釘を刺されたのを思い出す。
世間には格好の良い仕事と格好の悪い仕事があるのだ。
客先から法人にしてくれと依頼され、個人事業主から株式会社設立と相成った。しかし、資本金が用意できないので、アメリカ・デラウエア州にペーパーカンパニーを設立し、本社がアメリカ、支店が京都(自宅マンション)にする。
総額で15万円強くらいしか使っていない。それでも、法人としての法的体裁は完全であった。
アメリカに於いては、アメリカ人エージェントに任せ、日本国内では、私が京都の法務局で登録した。
此の清掃業の経験は、今の仕事、即ち宿舎タイプのホテル管理人業務に、極めて役立っている。
上の写真(株券見本)は、First Clean Service Ltd. <ファースト・クリーン・サービス(株)>私の会社であった。この経験で、私は小金で会社を設立する方法を手に入れた。妻も私の影響からかイギリスに法人を持ち、それを看板にして家で仕事をしている。
