ロシアに関して、深い知識と理解の有る者はそう多くない。

私自身、多くの人達から質問を受けるが、大抵似たり寄ったりの内容である。

「美人」「酒」「寒い」「共産主義」「怖い」「貧窮」などか?

 

誰もが、自分の期待する答えを待っている。

期待通りの答えをすると質問者は喜ぶ。

私は相手を見て、解答を選ぶ。

また、質問によって、質問者の程度(教養?)が押並べて想像がつくのだ。

 

「寒い」を取上げて見よう。此れは間違い無く寒いのだが、「ロシアは広い」と云う事を先ずは念頭に入れて置くべきである。

黒海沿岸部は比較的暖かい。それ故か、ソビエト時代は、赤い貴族(ソビエト政府高級官僚)の別荘地になっている。私の妻もソチに二度ほどバカンスに行っていた。一般のモスクワ市民にとって憧れのリゾート地なのだ。

 

モスクワは寒い。しかし、夏には30度を超す場合もある。冬はマイナス30度の時も偶にはある。先日、妻からの報告では、マイナス26度で翌日は±0度。一日で26度の差があったので、此の激しい寒暖の差から、妻は頭痛に悩まされた。

 

一つ珍しい写真、しかしモスクワっ子には普通であるが、日本人には異常に映る写真である。

 

 

 

トローリーバスかトラムの車中である。お婆さんが、剝き出しのスキー板を持って車内に乗込む。丁度、クロスカントリーのように、モスクワ市内近郊をジョギングをするかのように、スキーで走っていたのである。

この光景は冬のモスクワでは日常的に見ることができる。