今、中国とASEAN(東南アジア諸国連合)の間に、東シナ海の領有権をめぐって不穏な空気が漂っています。
中国には、国境に対して独特の考え方があります。
歴史的にかつて中国が支配したことのある地域を「辺境」と呼び、中国が大きな国力を持った暁には、旧版図を回復するのが当たり前という発想です。
この考え方から言うと、尖閣諸島にとどまらず、沖縄も中国の「辺境の地」であったと言って、中国が領有権を主張する可能性が大です。
国境問題は、結局は「国の力」と「現実の状態」で決まります。
上目づかいの折衝では、主張にも何もなりません。
№429
(2011.8.3)