冬の星座オリオンの左手すぐ先に、アルデバランという大きな星がありますが、この星は、ゼウスがフェニキアの王女エウロペに近づく為に変身した真っ白な牡の左目に当たる星です。
ゼウスである牡はエウロペを背中に乗せ、大海原を泳ぎ、クレタ島に上陸後エウロペと結婚し、クレタ王となったミノスを生ませます。
このギリシャ神話の話に、もう一つエウロペに関する話があります。
ゼウスの度重なる浮気に妻ヘラは嫉妬し、ハチの大軍をエウロペにさし向えます。
ゼウスはエウロペをかわいそうに思い、牛に変身させます。
エウロペは地中海を泳いで現在の南仏にたどり着きます。
それでこの地をエウロペ(ヨーロッパ)と言うようになったという話もあります。
アルデバランを中心とした牡牛座(おうし座)には、目の下にヒヤデス、首のあたりにプレヤデス(すばる)の2星団があります。
清少納言は、枕草子で、「星はすばる・・・」と言っています。
平安時代の夜は暗く、空は澄んで、スバルもよく見えていたのでしょう。