中国は、安い元を武器にして輸出を伸ばし、どんどん外貨を稼いでいます。
ロシアは、石油と天然ガスのおかげで、破産寸前のソ連の時代とは比較にならぬ程のお金持ちです。
この二国は、米国債を大量に保有しています。
国が豊かということは、外貨保有即ち、$を保有することだと信じて頑張ってきて、ふと気がついたら、$で買うものといったらアメリカ国債くらいです。
前にも書きましたが、アメリカは金本位制を遠(とお)の昔に返上していますので、輪転機を廻せば何時でもいくらでもドルの発行が可能です。
$はどんどん下がりますが、アメリカは借金は無くなります。
両国は、自国の外貨準備を米国債で運用することを避け始めました。
中国とロシアはIMF(国債通貨基金)にSDRの債権を発行するよう求め、IMFは丁度1年前の09年7月1日の理事会で債権発行を正式に決めました。
IMFが発行した債券はIMF加盟国の間で売買できます。
なお、SDRとは、IMF加盟国の特別引き出権のことです。