子供の安全教育 | PTA日記  Pot Tea

子供の安全教育

PTA研究会に参加。
4つの分科会に分かれて、講演を聴くのだが
今年も、子供たちの安全について、警察の方のお話を聞くことにした。

栃木での少女殺人事件から、ちょうど一年をむかえたこの日。
まだ犯人は捕まっておらず、警戒を怠ることはできない。
地域、学校、それぞれにできることもあるけれど
家庭での安全教育をもっと見直そう、という趣旨のお話であった。

防犯ブザーや監視カメラなどの防犯グッズがハード面だとすれば
家庭教育、しつけで子供たちを守っていくことは、ソフト面だといえる。
それにはまず、親子のコミュニケーションが必要、ということだった。

「非行で補導した子供たちに共通して言えるのは
親の職業、氏名(漢字)、年齢がわからない、ということです」

これは、親子間のコミュニケーションがとれてない証。
そう指摘された親は「いえ、ウチはちゃんとしています」と反論したが、
よくきいてみると、家の1階と2階にいて、
「ごはんができたわよ」「わかった」
と、メールでやり取りをしているとか。
「これでは、コミニュケーションがとれているとは言えない」
講師の方はそう言って、嘆いた。

まず、家庭内でよく会話し、お互いがなんでも話し合える雰囲気であること。
そうすれば、何かの犯罪に巻き込まれても、子供は親に助けを求めてくる。
外に出て、ご近所の方に親が挨拶をすることも、大事なことである。
子供は親の挨拶する姿から、他人との距離を学び
その人が知人かどうかの判断もする。

具体的には、親がまず、一緒に通学路を歩き
危険箇所や季節によっての暗くなる時間帯などの
確認をすることが大事である。
「こども110番」の家の確認も必要だが
できれば、そこの家と顔見知りになっておいたほうがいい。
大人でも、道を歩いていて危険な目にあったとき、
知らない家に駆け込んでいくのは難しいものである。
「こども110番」の家に限らず、通学路に知り合いの家を作っておけば
子供も逃げ込みやすくなる。

決まり文句を疑ってみることも必要である。
「気をつけなさい」というのはよく言うことだが
子供には、具体的にどう気をつけるのか言ったほうがいい。

・「知らない人にはついていかないんだよ」
子供への犯罪の犯人は、近隣の者であることが多い。
「知らない人」ではなく、「知っている人」なのである。
子供には、
「おうちの人以外には、ついていかない」 ということを徹底させよう。

・「危ない場所には近づかないんだよ」
具体的に、「危ない場所がどこか」、「なぜ近づいてはいけないのか」 を教えよう。

・「一人では帰らないんだよ」
たとえ友達と一緒でも、「道をふざけて歩かない。前をちゃんと見て歩こう」と教えよう。
交通事故の防止にもなるし、前方に不審者がいたときに
アクションを早く取ることができる。

・「危ないときは、防犯ブザーを鳴らすんだよ」
防犯ブザーが、ときには危険を招くこともある。
防犯ブザーは、持っていることをハッキリとわかるようにすること。
危険なときには、ブザーを鳴らす前に、
「助けて!」と大声を出すこと。
子供は、ブザーを鳴らすことに懸命になりがち。
まず、「声を出して逃げる、手振りを大きくする」ことが先決である。


不審者情報は毎日のように学校に届き
それらにすべて対応していたら、親の負担も大変なことになる。
不審者情報に一喜一憂するのは過剰だが、関心を持つことは大切。
平素は、みんなで見守り、何かあっときには、一致団結して
子供たちを守っていく必要がある。


子供を犯罪から守るのも、結局は
親の手間、なのである。
手抜きしてもいいところもあり
してはいけないところもあり。
子育ても、メリハリが大事だというところかな・・
そんなことを思いながら、今年も研究会での有意義な時間をすごすことができた。
(今回で4回目の研究会。PTAの歌も、もうすっかり歌えます^^)