京都 近江屋
中岡「大政奉還こそが本心じゃったとは、
わしのことまで・・・だましちょったちゅうことか!
こいつはおまん(東)のとこも・・だましちょったぜよ。」
東「私は、大政奉還は悪くないと思いますが」
中岡「おんしは、徳川がこれを受けんかったらどうするつもりじゃ?
土佐を徳川と心中させる気かと聞いちょるがじゃ」
龍馬「徳川は、絶対に飲む!・・・(中岡とにらめっこ)・・・と思う」
中岡「(笑)」
龍馬「南方仁が、これが、正しい道じゃち言うたからじゃ」
中岡「はぁ~???」
土佐の者「坂本さん!在京四十藩の重臣が二条城に招集されたようです。
大政奉還についての評定がなされるものかと!」
龍馬「きた~っ!」
仁友堂では・・・
仁「これは? 」
咲「子が横向きになり そのまま でてこようとしてしまって、
子どもの片手だけが出てきてしまったのでございます」
野風の脈をとる仁
仁「(にっこりと)大丈夫です。手はあります。
準備をしてきますので、福田先生手伝ってください」
仁友堂のメンバーの前で
仁「陣痛が、始まってすでに15時間、母体の衰弱も激しいです。
そもそも普通の体では、ありませんし、
子どもは、あきらめて野風さんの命だけでも助けましょう。 」
佐分利「待ってください。
野風さんは、長くはない体やと知ってはって、
それでも産むと決めたんでしょう?
命を落としても産みたいんとちゃいますか?」」
仁「他に方法がないんです! 」
佐分利「そんな」
仁「たとえば麻酔なしで帝王切開することにしたとします。
母体がその途中で息絶えれば、
胎児を無事に取り出すこともできなくなる可能性もあるんです。
どちらか一人でも確実に助けるとするなら・・・
それは、母体しかないんです。 」
佐分利「野風さんが、耐えきれる方にかけてみるってことは?」
仁「脈も呼吸も早くなってます。もう限界だと思います。
野風さんを手術室にお願いします。 」
手術室
野風「なぜ こちらに? 」
咲「こちらの方が治療をしやすいという話です。 」
仁「野風さん、少し痛みが強いようなので、
まず、痛みを止める処置をします。 」
野風「子に害のない痛み止めは なか・・・」
仁「ごく軽いものなので・・・大丈夫です。 」
野風「嘘がへたでおざんすなぁ」
仁「えっ? 」
麻酔処置の用具をひっくりかえす野風
野風「腹をきっておくんなんし。
このまま腹をさき、子をとりだしておくんなんし」
仁「切るのなら 麻酔が必要になります。
その麻酔は、子どもは、たえることができま・・・」
野風「ならばこのまま切ってくんなんし。」
山田「麻酔をせずに切るなぞ・・・痛みで死にまするぞ!」
野風「あちきは、郭のなかのかごの鳥でおざんした
行きたいとこにも行けず、会いたいお方にもあえず、
けんど・・この子は違いんす。
野山を駆け回ることも、愛しき方と肩を並べ歩くことも
何だってできんしょう?
天かける鳥のごとく生きていけんしょう?
どうか、あちきの夢を奪わないでくんなし! 」
咲「帝王切開をいたしましょう!大丈夫です!
女子は子を守るためならどんな痛みにも耐えられまする」
野風「あちきは死にんせん!この子を抱くまでは、決して死にんせん! 」
仁「帝王切開の準備を! 」
京都近江屋
中岡「よう飲めるのう。こんなときに・・」
龍馬「こりゃぁ~願かけじゃ」
手術室
咲「先生・・・準備ができました」
手が震えている仁
仁「帝王切開は、実はほとんどやったことがないんです。 」
仁の手を包み込む咲
咲「未来さんが必ずお守りくださいます。 」
仁「どうしてそんなことがわかるんですか? 」
咲「先生をお慕いしているからです。
未来さんは、たとえ己が消えようとも・・・
先生の幸せを願っておられるはずだからでございます。
野風さんと同じように・・・
まいりましょう。 」
④につづく
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ここは、残念ながら、画像が ありません(泣)
野風さんのあのパワー・・・。
女性として・・・尊敬の域を超えるものを感じます。
号泣号泣のシーンでは、ありましたが・・・
私も・・・強くならなくっちゃ・・・とパワーをもらった気持ちになりました。
(3度も出産を経験しているのに・・・今だ弱~い母の私です・・・(泣)
