雪という漢字はその昔、雨かんむりの下に彗という字を書いたそうです。彗とは、箒のことで、箒で掃ける雨のことを雪と呼んだのです。
しか今年、世界各地で箒どころか除雪車もお手上げの大雪が降っています。
まずアメリカ北東部。特にボストンでは平年の倍以上の雪が降っており、今月は観測史上最も雪の多い2月となりました。
この写真をご覧いただくとそれがよくわかると思います。これは名門マサチューセッツ工科大学にできた雪の山。ただただ絶句です。
そして北日本の雪の量も平年を大きく上回っています。北海道、青森、秋田、福島、長野県では観測史上一位の最深積雪を記録しています。北海道東部では平年の約2~3倍の雪が積もっているのです。また、札幌では今冬は気温が比較的高いために湿った雪が多く、その分雪かきしづらい状況が続いているのだとか。箒は全く役に立ちません。
さて、そんな雪国から、気になるニュースが飛び込んできました。
なんでも、信号が見えないというのです。ただ大雪で見えないのではなく、あることが原因だというのです。
それは、LED信号。エネルギー効率、発色性、費用の面などで抜群の利点を持ち、急速に普及してきたLED信号に、意外な盲点が見つかったのです。今や全国で約半数の信号がこれに切り替えられているほど人気なLED信号の一体どこがいけないのでしょうか。
それは、照明の温度が上がらないために、信号機に付いた雪が溶けないことです。このため消灯しているように見え、雪国の住民から苦情が寄せられているそうなのです。青森県警によると、通常の電球型の信号の表面温度は45℃ですが、LED信号はたったの20℃。これでは信号機の表面に付いた雪が溶けません。
(産経ニュースより)
自治体では電熱線を取り付けたりして、その対策を行っているようですが、今後どうなるのか気になるところです。
*参考文献・写真掲載元*
Daily Mail
産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/news/150214/plt1502140010-n1.html

