つい先ほど(現地時間3月27日朝4時)、
アメリカ西部 ワシントン州で非常に大規模な崖崩れが起きました。
崖が丸ごと海に滑り落ちているのです。
17棟が巻き込まれましたが、奇跡的にも死傷者は0でした。
abcニュース
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http://abcnews.go.com/US/landslide-washington-island-leaves-34-homes-danger/story?id=18824425>
なぜ急にこんな事態になったのか、
詳しいことはまだ分かっていないのですが、
ワシントン州(州都・シアトル)は地質学的に
土砂災害が起こりやすい土地のようなのです。
その理由は、まずこの地が氷河によって
削り取られたために斜面が急な土地であること、
そして長い雨季があることなどです。
10月から3月まで長い間雨が降り続きます。
その雨の多さから草木が生い茂り、ワシントン州は
「Ever Green State(常緑の州)」
とも呼ばれるほどです。
もともと地盤が弱いところに多量の雨が降るので、
更にもろくなっているのです。
そうした土地に、更に雨が降ったり、地震が起きたり、
人為的な要因が加わると地滑りが起こります。
また火災や作物の収穫などによって、
地盤を支える役目を果たす植物の根が
なくなることも原因となるようです。
これ以上の被害が広がらないことを切に願います。
ところで、話は地球外に及びますが、
NASAによると土星の表面には30か所以上もの
巨大な地滑り跡があるといいます。
なんでもその水平距離は70kmにも及ぶそう。
とてつもない規模ですね。。。