コートジボワールという国は、西アフリカにある共和国です。


国の名前よりは、「象牙海岸」という名前のほうが有名ですね。


別名「奴隷海岸」ともいって、ヨーロッパの列強国が


奴隷と象牙をたくさん船に乗せて自国に送っていた港があるんですね。


フランスが植民地化したんですが、1960年に正式独立しました。


だから、国としては50年の歴史しかありません。


実は、このコートジボワールは、西アフリカの中では親日国として有名です。

さまざまな国交もあります。


この国で2010年11月に大統領選が行われ、国連や欧米が支持したウワタラ(ワタラともいう)氏が当選しました。


それまでに大統領だったバグボ(バボともいう)という人は


反欧米の姿勢をとっていたために、内戦状態が治まらないこともあって


欧米は政権交代を望んできたわけです。


それで、なんとか選挙となって、反バグボ体制になったわけですが


バグボがいすわって、再び反政府勢力と内戦状態になった、ということです。


この選挙も14名も立候補して、このバグボとワタラの決選投票になったんです。


それで、選挙後、両方が勝利宣言するという異例の事態に。


あまり詳しく書くときりがありませんが、


国の独立選挙委員会はウワタラ氏が勝利したことを宣言し


同国の憲法評議会はバグボ氏が勝利した、と発表したんですね。


国連と欧米は、独立選挙委員会を支持。


ところが、バグボ氏は、それを無視して、大統領宣言式を実施。


もちろん、ウワタラ氏も大統領宣言式を実施。


そして両氏とも別の新首相を任命する、という全く混沌とした状態になったわけです。


それで、両氏のいさかいは、内戦に発展。


ここにきて、国連や欧米の支持するウワタラ氏が、


民間人を巻き込んで多数の人を殺戮した、との情報が出てきて


大変なことになっています。


ここで、問題はですね、


国連はもちろんですが、アメリカという国が


世界警察として機能しなくなってきた、ということを


如実にあらわしているということですね。


カダフィ大佐を失脚させられないように


今回もバグボ氏退陣を押し切れない。


もちろん、クリントン米国務長官は、バグボ氏に即時退陣を求める声明を発表したわけですが


そんなことおかまいなし状態で、最大都市であるアビジャンでは


昨日も爆音や機関銃の音が鳴り響いています。


オバマ大統領はもはや外交に関しては、諸外国の信用を失っています。


もちろん、菅さんほどではないわけですが。。。