本日会員の皆様にお送りしたメルマガを転載します。



テレビ報道でご存じの通り、

エジプトのムバラク大統領が急きょ辞任し、

その権限を軍部に委譲しました。

直前まで辞任しないということを表明していただけに、

発表されたのが今日午前115分という時間にも関わらず、

ニュース速報としてテレビのテロップに流れました。


副大統領に一旦移譲した権限を

軍部に変えたところに大きな意味が隠されているわけですが、

エジプトで何が起こっていて、真実は何のか、

誰が何を狙っているのかについての詳細は、

月曜日のセミナーの時にお話しします。


問題は、日本政府のコメントです。

それは「日本への影響は限定的」というものです。

現時点でのエジプトとの貿易量を考えると、

数字的影響は少ないでしょうが、

これだけ世界中の人が中東への危機感を持っている時に、

しかも日本は、石油のほとんどを中東に依存しているにも関わらず、

なんという能天気なコメントでしょうか。

危機感ゼロです。


エジプトの政変はこれからが本番です。

イスラエルとの平和条約がどうなるのか。

イランの動きはどうなのか。

そして日本の最大の石油輸入国サウジアラビアがどうなるのか。

本来、結果を待つよりも、円高のうちに

石油備蓄を増やすなどの措置が必要だったのです。


もちろん、国民に不安を与えないために、

わざとそうコメントしたという見方もありますが、

政権自体が不安なのに、何をかいわんやですね。


前原外務相がロシアを訪問しましたが、

政府自体が北方領土の返還について意見がまとまっておらず、

なんの対応もしていないのに領土問題など解決するはずもなく、

行くだけ無駄の外交でした。

もちろん、最近強気に出ているところは評価できますが、

実態が伴っていないわけです。

自衛隊の主力は沖縄・尖閣を意識して北方には向いていない。

そこを狙ってのロシア幹部の北方領土視察ですから、

要は揺さぶりなんですね。

だから、ロシアを仮想敵国とした配備の強化が必要だ

とかコメントすれば、対抗策としては有効だと思うんですが、

そういうことは今の左翼政権にはできません。

逆にロシアに先手を打たれ、

北方領土を意識した軍備強化を表明されてしまいました。


このロシアのコメントを受けて、

自衛隊の実行部隊は水面下では動くと思いますが、

政府の外交手法の問題で、後手後手にまわり、

いつもこうなってしまう、ということです。