待ってるぞ
『 あなたのお家の、自慢のメイド(執事)って? 』
「あ~~、もう毎日イヤになっちゃう」
「ホントホント」
後ろに座っている主婦と思しき女性の話が聞こえてきた。
「家族の人数分洗濯して干して、ゴハン支度して片付けて・・」
「掃除しても掃除しても散らかされるし」
「たまには上げ膳据え膳でって暮らしもしたいわよね」
「ほんと。お手伝いさんほしいわぁ」
「お手伝い、ほしいですよね」
思わず、飲みかけのシェイクを手にして後ろを振り返ってしまった。
「え・・・・」 固まる相手。
まずい。唐突すぎた。
「あ、あの、お手伝いの募集とかされていますか?」
沈黙。シェイクをすする音だけが響く・・・
ダメか・・・ちょっと言葉を変えてみようか。
「え、えと、お手伝いが必要でしたら、言っていただければ・・」
ようやく、ひきつった笑顔で、女性たちは答えた。
「あ、ありがとうございます。でも」
「お手伝いほしいな~~って願望だけですから・・あは、あはは」
「願望だけだなんて!」 もう我慢できないっ
大声に、ビクっとする二人。
「ぜひ、お手伝いさせてくださいよ~~」
「え、ええええ」
「け、けっこうですから・・」
「そんなこと言わないで、ぜひ、ぜひ」
「うち、お手伝いさん雇えるほどお金ないですし・・」
「お金なんていいんです!」
「は・・・?」
「お手伝いしたいんですよっ」
「毎日単純な家事をしている方々のお手伝いをしたい!
ただただそのことだけが望みなんです!
朝ごはんのしたく、弁当つくり、洗濯、掃除、買い物、季節にあわせての模様替え、
そのほかのいろいろな家事を・・・手伝いたいんです!」
立ち上って拳を握りながら語りかける。
こんなに尽くしたい気持ちなのに、ああ、どうして離れていくのだろう・・
「待ってください~~」
「きゃー!!」
「お金は要らない、なんでもします。お願いです~~~」
「誰かきてー!」
「なぜわかってくれないんですか。やらせてください、なんでもしますから~~~」
「た、助けてぇぇ!!!」
僕の心のなかには何かが巣くっているらしく
母は「おせっかい虫」だというし
先生は「執事症候群」というし
そんな症候群は聞いたことがないけど
一番言い得て近いような気もする。
「・・・・・またあんたか。」
何回かお世話になっている警察官の前で、うなだれた。
「すみません」
「悪気はないんだろうけど、人を怖がらせちゃイカンよね」
「・・・はい。ついつい。」
「そんなに、お手伝いしたい?」
「はい」
警察官はHPのアドレスをメモしてくれた。
「このHP、僕の知り合いのなんだけどね。お手伝いを募集してるみたいなんだ」
「え!」
「ちょっと見てみたら?」
「は、はい。ありがとうございます!!」
ウチに帰って、急いでPCを起動した。
どんなお手伝いなんだろう。ドキドキわくわく。
HPに、横顔の写真。この方がご主人様か。
『 お手伝いを募集します。フットワークの軽い方、ぜひご連絡ください 』
ご主人様はPTA会長らしい。
ああ、なんでもします。プリントの印刷、校庭の草刈、会議のお茶だし、コピー・・・
神様、ありがとう。
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審査は1つのお題に対し30トラバつく、もしくはお題投稿から48時間後に
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企画元 毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
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ほしいよ~~、こういう人。![]()