車庫で降りたい
昨日はポカポカと暖かく、春のようだった。
こうなると、なんだか気持ちが ほわわん、と緩んで
眠くなってきてしまう。
昼下がりに、買い物に出かけて帰り道、バスに乗った。
窓からお日様の光が差し込んでくる。
心なしか、バスの乗客も皆、ポワン、としているような穏やかな車内。
乗客は、私を含めて4、5人まだ残っていた。
終点の「○○車庫前」は次。
終点の停留所だから、当然降車ボタンを押す者はいない。
するとバスは、減速することなく、そのまんま、ブワ~~っと走っていくではないか。
「お、もしやこのまま??」
私の瞳がキラリ。 周りの乗客はポカンとしている。
「騒がないでくれ~。このまま、行かせてくれ~」
心のなかで祈る私。
バスは、終点の停留所を通りすぎた!
「あれ?」
運転手さんがつぶやいて、バスは止まってしまった。
停留所をずいぶん通り越して、もうあとちょっとで車庫だったのに・・・。
「いや、このまま車庫に行っても良かったんだけどね^^」
私はこう呟いて、バスを降りた。
あともう少しだったのになぁ。
春みたいな暖かさが成せる出来事、だったのかも。