手変え品変え
開いた窓から、お母さんと小さな子供の会話が聞こえてきた。
お子さんがなにか無理を言ってるらしく
お母さんは、「順番っ!」と、諭している。
だが、お子さんはなかなか言うことをきかないようで
お母さんは、「順番!」 と繰り返す。
何回も、「順番!」 と言い続けて、終いには
ちょっとヒステリー気味に叫んでいた。
おいおい、ほかに言うことないのかしら・・・
と、二人の会話を聞きながら思った。
小さな子供に、「順番」 という言葉の意味が
大人のようにハッキリと理解できてい るとは思えない。
子供は、母親が何を言っているのか
きっと、わからなかったのではないだろうか。
「順番!」 と言っても子供が言うことをきかなかったとき
ほかの言い回しを考えてみる。
「これが終わってから、次にね」 とか
「ちょっと待って。この次」、「これは後」、「こっちが先」
相手がわかるような言葉を選んでみる。
自分がわかっているからといって、その言葉が相手に通じるとは限らない。
子供の視線で話す、というのは
そういう意味もあるのではないかな
切れそうになる前に
もっとゆっくり、考えてみようよ、お母さん。