久々に映画館で映画を観た。

 

イタリアでもやっと年明けに公開となった、もちろんシチリアのパレルモでも。

宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」を息子と一緒に観に行ってきた。

宮崎駿監督が昔、引退宣言をしたよね?と、もう観れないのかと思っていたが・・・

 


ジブリのサイトより

 

先週初めの3日間限定(1日2回2回17時台と21時半)での公開だった。

近所の映画館で見れたこともラッキーだったと言える。

 

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更に、日本語のオリジナル音声で見ることができたのも良かったが、オリジナル音声版は夜の21時半スタートと遅く、帰宅した頃には0時を過ぎていた。

 

気になるイタリア語タイトルは「Il ragazzo e l’airone(少年とアオサギ)」※英語タイトルもThe Boy and the Heron同じなのですね

 

日本語タイトルそのまま直訳って難しすぎるのかな?

 

実際、観てみていろんな情報が頭の中で交錯し、正直わからなかった。笑

この混沌とした世界に対していろんなメッセージが盛り込まれているだろうとは思う。これは何度か(見る時によっても感じ方は変わるだろう)観ないといけないなと思った。

 

独特なおばあちゃん達

いつも食べ物のシーンは美味しそうでたまらない

ワラワラ 

 

画像は全てサイトより

 

 

ジブリ特有のファンタジーさもあり、観ていたイタリア人達も可愛さにクスクスと笑うシーンも。
映画館で出くわせたイラストレーターでありアニメーターでもある友人も「理解するのにもう何回か観ないといけないわ!でも、すごく気に入った!」と、興奮気味だった。

 

雨の平日の夜というのもあり、子供は息子だけであったけれど、大人にもジブリ映画は人気であることがわかる。先日の美容師さんも「Miyazaki san」は素晴らしい!全てのDVDをコレクションしているとおっしゃっていましたし、多分私よりも詳しいと思うと、映画に携わっているわけでもないのに、嬉しく思う。

 

しかし、さすが世界のジブリ、宮崎駿だなぁと再確認。

風の谷のナウシカも、ラピュタも、トトロだって大の大人が何回観ても飽きずに観れるって本当に凄いと思う。

 

そして、少年眞人が映画の中でも読んでいた本がすごく気になった。

タイトルの元ネタとなっていると言われる、吉野源三郎の小説『君たちはどう生きるか』

映画とは全く関係がないとされているものの、宮崎駿監督も感銘を受けたとのことで、気になり早々Amazonで購入。

 

 

これが原作ではないよ、全くのオリジナルですよーという意味も込めて

映画の初回イメージとなっている青鷺ですが、鷺を詐欺とかけているのでは?という解説もあったり・・・いろんな方の感想や解説を聞いて映画を思い返しています。

 

この本以外に、より原作に近いと言われた本があるとか。

アイルランド出身の作家、ジョン・コナリーの「失われたものたちの本」だそうですね。

 

 

この本の帯に宮崎駿が「ぼくをしあわせにしてくれた本」と書いたそうです。彼を幸せにする本ってすごく気になります。

 

息子も遅くまででしたが、観にきて良かった!(ワラワラはやっぱり可愛いと言っていた)と、意味を理解するに難しいけれどぼんやりとでも何かを感じていたようにも見えました。

 

話の途中でブツっといきなり画像が途切れ10分のintervallo(途中休憩)に、え?トラブルと一瞬思ってしまった。すっかり忘れてた!どの映画も途中休憩があることを・・・。