「血圧が高いのですが、インプラント治療はできますか?」

当院でもよくいただくご質問です。結論から言うと、血圧の管理がきちんとできていればインプラント治療は可能です。ただし、いくつか大切なポイントがあります。





高血圧とインプラント治療のリスク



高血圧そのものよりも、治療中に血圧が急上昇することが問題となります。


  • 麻酔時の緊張や不安
  • 長時間の処置によるストレス
  • 出血のコントロール



こうした要因で血圧が上がると、心臓や脳のリスクが高まる可能性があります。





安全に治療を行うための工夫



当院では以下の点を徹底しています。


  1. 術前に必ず血圧測定を行い、数値が高すぎる場合は無理せず延期します
  2. 主治医との連携:かかりつけ内科医にコントロール状態を確認
  3. 短時間で終わる手術計画:サージカルガイドや低侵襲手術で時間を短縮
  4. 緊張を和らげる工夫:ゆったりとした雰囲気づくりと丁寧な声かけで不安を減らす






日常的な血圧管理がカギ



インプラントを長持ちさせるには、血圧の安定が何より大切です。


  • 規則正しい服薬
  • 減塩とバランスの取れた食事
  • 適度な運動とストレスケア
  • 定期的な歯科メンテナンス



全身の健康が整ってこそ、インプラントも長く快適に機能します。





よくあるご質問(Q&A)



Q. 血圧の薬を飲んでいますが、インプラント手術に影響はありますか?

A. 基本的に大丈夫です。血圧を安定させるため、普段通り服薬を継続していただくことが大切です。


Q. 手術当日に血圧が高めだったら?

A. 当院では必ず術前に血圧を測定します。危険な数値の場合は無理せず日程を変更します。


Q. 麻酔で血圧が上がると聞きましたが大丈夫ですか?

A. 麻酔薬の選び方や量を調整し、短時間で処置を終えるようにしています。術中も常に血圧を確認していますのでご安心ください。


Q. 高血圧でも腫れや出血は多くなりますか?

A. コントロールが良ければ問題ありません。術後は内科と歯科双方でサポートしていきます。


Q. 将来インプラントが長持ちするか心配です。

A. 血圧が安定していれば、インプラントの長期安定性に大きな影響はありません。むしろ全身管理を続けることで、歯も体も健康に保てます。





まとめ



  • 高血圧でもコントロールされていればインプラントは可能
  • 術前の確認と術中の配慮でリスクを減らす
  • 普段の血圧管理が、インプラントの長寿命にもつながる



安心して治療を受けていただけるよう、当院では全身管理を最優先にしています。