マウスピース矯正って、皆さんご存知ですよね?
ここ何年かで、急速に広まった矯正治療法です。
去年でしたっけ、マウスピース矯正を使った詐欺事件で、大きく広まりました。
今日は、マウスピース矯正について、書きたいと思います。
マウスピース矯正って、一括りに言いますが、種類も色々あります。
一番有名なのは、インヴィザライン、後、クリアコレクト、シェアスマイル、他、色々な会社から色々な種類のモノも出回ってます。
中には自院で作製するクリニックもあるとか。
当院ではクリアコレクトと言う、インプラントメーカーでも有名なストローマンと言う会社のモノを採用致しております。
それでは、
マウスピース矯正とは?
今までの矯正治療とは違ってワイヤーやブラケットを使わず、透明なマウスピース型の装置で歯を動かす新しい矯正方法です。目立たず、周囲の人に気づかれにくいのが特徴です。
人と会ったり喋る機会が多い仕事の方でも、他人に気づかれずに歯列矯正を行えるマウスピース矯正は、社会人の方や年配の方でも負担の少ない矯正方法と言えます。
1仕事上、見た目を気にする人
2矯正中もしっかりと歯磨きしたい人
3歯を抜かずに歯並びを治したい人
こんな方にお勧めと、言えます。
それでは、メリットと、デメリットについてお話ししようと、思います。
メリット
①装置が目立たない
透明な特殊なプラスチック製なので目立ちません。
②食事中に外せる
マウスピース型なので、飲食時は外すことが可能です。その為、食事を普通に楽しむことができます。
③治療前に術後の状態がシミュレーションできる
全てデジタルで治療計画を立てますので、治療開始前に術後の予想モデルが可視化できますので、こんなはずでは?と、言うことが少ないと思われます。
④通院回数が少ない
治療はマウスピースを2週間に一回程、マウスピースの交換を行いますが、1度に複数個お渡ししますので、来院回数は少なくて済みます。
⑤楽器が吹ける
取り外しが可能ですので、吹奏楽器の演奏も可能です。

それではデメリットをお話ししましょう。
①長時間(20時間以上)装着する必要がある。
歯を動かす為に力を加えないといけません。その為にいくら特殊なプラスチックと、言えども長時間はめないと効果は有りません。その為、長時間装着によるストレスがかかります。
②本人の装着努力に治療効果が左右される。
先程メリットにも書きましたが、来院回数が少なく長時間装着しないといけませんので、患者さんの努力が成功の鍵の一つです。
③難しい症例が苦手
ワイヤーによる矯正と違って咬合崩壊している方や、原因が複雑な症例には適してないと、思います。中にはどんな症例に対しても大丈夫!と、言われる先生もいらっしゃる様ですが、私の私見と致しましては、奥歯の噛み合わせが、正常。きっちり咬合してる方が宜しいかと思います。

④経験の少ない医師でも治療できてしまうため、治療が計画通りにいかなかった時に修正できない場合がある
先程メリットでも書きましたが、全てデジタルでの審査診断治療ですので、誰でもできるので、注意された方が良いかと。
治療中で方針の方向を変える事が可能なモノもありますが、クリニックに寄って違うようです。料金も別途かかる事もあるようです。

まとめです。
今まで、書き綴ったように目立たずストレスの少ない矯正治療法です。しかしながら、患者さん次第で、誰でもできて安易な治療法なゆえ、しっかり審査診断し、もしもの時にしっかりリカバリーできる歯科医院で確実な治療を受けられるのをお勧め致します。