成功の気づき「大きな網には、大きな穴がある」ということ。 | 自遊生活研究日記:えばふり

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添田真人がゆるく自由に生きてる記録(旧:戦略バカ)

ビジネスをしていると、「ブルーオーシャン」という言葉をよく耳にします。

まだ誰も手を付けていない市場=それが、まだ青い海。つまり「ブルーオーシャン」
という訳ですね。

まだ誰も手をつけていないからこそ、そこでビジネスを展開すれば
ライバルも少なく容易に勝者となれる。。。という感じで使われます。

今日は、この戦略を【逆張り】してみましょう。



前出のように、ライバルが少ないからこそ
容易に勝者となれるように感じるかもしれません。

ですが、それって継続しますかね?


魚が一匹もいない海だったら話は別ですが、
(それ以前にビジネスになりませんが。。。)
豊富な魚がいるにもかかわらず、まだ誰も手を付けてない海があったら
確実にすぐにライバルが参戦してきます。

「先駆者ポジション」を取ることは重要です。
でもそれだけでは稼ぎ続けることはできません。


ビジネス界では、よくある話かもしれません。
弱小企業や個人事業主があたらしいアイディアで市場を開拓し、
それが話題となり利益を生み出すとどうなるか?

必ず、自分よりも大手が資本を投下してきて
勝負を挑まれます。 決して見逃してはくれません^^;

徹底的に総攻撃をしてきます。
マーケティングや戦略を考えている企業ならなおさらです。

詳しくはこちらの記事もみてください^^
「一点集中主義 <ランチェスターの2大主義>」



では、どうすればいいのか?


あえて、ライバルが多かったり大手が仕切っているような市場
そして開拓されてから歴史がある市場に注目します。

イメージは、大型船が海で大きな投網を使い漁をしていたら
我々は、その網目から抜け出るような小魚をねこそぎ頂戴するといった感じかな。

巨大な投網で大小様々な魚を集めてくださっている。
そして、そこで待っていると小魚が逃げてくる。

一般ビジネスに置き換えると
先駆者達が経費をかけてPRしたり、顧客を教育してくれるからこそ
誰もが注目する市場になります。

そして、その先駆者の戦略(網)をよく見れば
綻びが絶対に見つかります。
私たちは、そこに網をしかけて待つだけ。



ポジショニングとも言いますが、
ライバルとはスタンスを変えて差別化を明確にすることが重要。


気軽なコンビニ。
自然食品だけを使ったコンビニ。
野菜が豊富なコンビニ。
全商品統一価格のコンビニ。
鮮度の保たれる冷凍弁当の充実したコンビニ。

値段は高いが高級品ばかりを集めたブティック。
独自製造で価格を抑えたブティック。
ビックサイズのみを集めたブティック。
小さいサイズだけ揃えたブティック。

飲むだけで痩せるサプリ。
カロリーを燃焼しやすくするサプリ。
油分を吸収しにくくするサプリ。
不足している栄養素を補うサプリ。
細胞を活性化させるサプリ。

量は少ないが本格的な味を出す缶コーヒー。
朝専用の缶コーヒー。
加糖と無糖しか無かった時代に「微糖」を名乗った缶コーヒー。


人間は、意味も無く「いままでこれでやってきた」などと
過去の実績を比較対象として話をしますね。
それが一番危険です。



最後に、古河財閥の創始者である「古河市兵衛」氏の言葉。

「私の成功に極意はない。
 ただ、他人が掘ったあとをもう1間ずつ余計に掘っただけ」



と、いうこと。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。