日本時間の9月8日、Googleは新しい検索機能をスタートさせました。
それが「Google インスタント検索」です。
現在、アメリカを初めイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、
スペイン、ロシアなどでスタートしたばかりでして、日本でのサービス
開始はアナウンスされていませんが、近いうちに開始となるでしょう。
これは検索時の新機能で、Googleの検索ボックスに文字を入力し始める
と、自動的に検索結果が表示されていく…というものです。
今までのように候補が出るだけではなく、その時点での検索結果が
リアルタイムで画面に表示されていきます。
途中途中でリアルタイムに表示されるので、最後まで入力が完了しなく
ても、その時点でどのような情報が得られるのか瞬時にわかります。
検索結果を見ながら、言葉やフレーズを微調整できるので、自分の
本当に欲しい情報が瞬時に見つけられるようになるかもしれませんね。
そこで気になるのは、AdWordsなどのリスティング広告。
当然、この広告もその時点での検索結果に連動して表示されるようです。
次から次へと新しい広告が表示される?
それじゃぁインプレッション(広告の表示回数)がめちゃめちゃに?
と思っていたら、その対策もきちんとされるようですね。
現在は、1回表示されるごとにインプレッションがカウントされますが
今後は検索キーワードの入力後「Enter」か「検索ボタン」を押した時
にカウントされるようになるみたいです。
(もしくは、検索ボックスに3秒以上何も入力しなかった場合)
これによって、何がおこるでしょう?
ユーザーは、自分のほしい情報を求めて
次から次に新しいキーワードを検索ボックスに入力するでしょう。
そのたびに検索結果が更新されるのですから、大変便利です。
ですが、確定していない状態で順次更新されるということは
画面をスクロールしない率も高くなるでしょうね。
すると…
無条件で画面上部の目立つ所に配置されるリスティング広告が
俄然有利になる気がします。
当然、上位表示すれば通常の検索結果も画面上部に見れるので
それはそれで効果的でしょう。
ですが、キーワードを入力するときには
当然ビックキーワードから入力します。
そして、続けて複合キーワードを入力して検索するでしょうね。
早い段階でユーザーの目に触れるのは、ビックキーワードです。
となれば、ビッグキーワードでのリスティング広告や
SEO施工に対する効果は今よりもアップする事が考えられます。
ま、個人事業者や中小企業にとって
ビッグキーワードでのSEOやリスティング広告への資金投入は
どうしてもリスクが大きくなってきます。
結果、スモールキーワードや複合キーワードに比重を置くでしょうね。
「Googleインスタント検索」が日本で本格的に導入されると
予算をかけられる企業と、そうでない企業のアプローチが今よりも
はっきりと二分しそうです。
そして、大きな予算をかけられないスモールビジネスオーナーは
リスクヘッジのためにも、複合技で攻めていかなくてはなりません。
ま、今もそうなんですが
それ以上に…ってことですね。
具体的には、アクセスを自サイトに誘導するには
リスティングとSEOの両面から攻めなければ厳くなります。
今以上に。
ちょうど、今ある大手企業さんのマーケティング契約を結ぶために
プレゼン競争をやっているのですが…その競合マーケティング会社が
私と正反対の戦略を提示してくるので、かなり楽しいです(笑)
リスティング広告信者のようですし。
このあたりの話も、実例を交えながら
少しずつお話ししていきたいですね。
あ、話がそれましたが…
予算のないスモールビジネスは、今以上にあらゆる方法を複合させた
フルマーケティングが必要になってくるのではないか…
と、いうお話しでした。
お読み頂き、ありがとうございました