繰り返しの試聴による私の現時点での思いは、ひさびさに感激したにもかかわらず、歓喜へと到達しないのは何故? 十分すぎる結果なのにこれ以上?、なにが不足?

 

 LCネットワークも吸音材も一切使わず、市販の7~8cmの小口径のスピーカーユニット単品から、和太鼓の炸裂音とともに地響きのような低音が部屋の空気を揺さぶる、振動エネルギーを余すことなく全方位の空間に放出する奇跡のド迫力のシステム。

 ボーズの小型の低域再生システムもすごいけど、日常の材料でこの重低音と異次元の音場を再生できるのだから、これはまさしく奇跡である。

 

  ボーカル、オーケストラ、室内管弦楽、ジャズ、その他何を聞いても小口径のスピーカーから再生されている音とは想像がつかない、部屋のどこで聞いても圧倒的なスケールの音響空間が再生される。

 

 さらに、バックロードホーン独特の低音域のエネルギー感に加えて、音道の形状によるものと思われる、中高音域に独特の響きがボーカルの再生時に確認できます。

 

 原音を曇らせでしまう不要な不協ノイズとして吸音材をいれるとか、補強材により取り去るのが一般的ですが、音場が一般的な無響振のスピーカーよりも音楽としての表情が豊かになり、排除するどころか構造を桜単板にして共鳴板の厚さを変える等で、より豊かな音響効果になるのではないかと私は想像するのです。

 

 じっくりと私の理想のイメージの音場空間再生システムへと調整してゆきます。