腹腔鏡下手術を受けた感想などを書きます。

あくまでも個人的な感想です


人生初の入院・手術はもちろん不安でした。手術開始時間が2時間半も遅れたので不安倍増でした。

終わってみると、術後一番辛かったのは最初の夜。これは傷口が痛いとかではなく、動けないから。動けなくて腰やお尻が痛くてしょうがなかったからです。普段から横向きで寝ることが多いので、24時間近く仰向けでいることが辛かった。病棟にはクッションの用意もあるので、辛い時は挟んでもらうと良いです。


寝返りをうつ時や思わず出てしまった咳に「痛たたたた」というのはありましたが、硬膜外麻酔が効いているので、「痛いよー」と呻き続けたり、眉間にシワを寄せ続けたり、「痛みに耐える」ことはなかったです。


この硬膜外麻酔ですが、正直言うと管を入れるときが嫌でした。痛いと言えば局所麻酔を追加してくれます。ただ、管が入る感覚が少し気持ち悪かったです。

初めての感覚だったので


術後は硬膜外麻酔の副作用に少々悩まされました。それは吐き気。同室の食事の匂いもキツかった。でも、看護師さんに気持悪いと言うとすぐに吐き気止めを点滴に入れてくれてすぐに効きました。これは2回ほどお願いしました。


硬膜外麻酔を自分で追加投与できるように手元でポチポチ押せるのてすが、痛くなる前に押すのがオススメです。30分に1回しか押せない仕組みになっていますが、まめにポチポチしてください。

「押せたらラッキー」と看護師さんに言われました

きちんと管理され容量が決まっているので過剰投与になる心配はありません。


硬膜外麻酔を外す直前にロキソニンの服用も始まりました。個人的にはロキソニンの方がよく効いたように感じました。


術後はずっと微熱が続きました。看護師さんがアイスノンを用意してくれて、これがとても気持ち良かったです。


お腹の管が外れるまではレンタルパジャマの方が気楽でした。動けない間、管に袋がついているときは良いのです。が、起き上がれるようになり袋が外されると管をガーゼで覆います。これが染みてくるのです。医師からガーゼの上に防水パッドをするように指示された新人看護師さんが忘れてしまった(私もすっかり忘れました)ために、パジャマとベッドに敷いていたバスタオルがびしょびしょになったこともありましたが、どちらもレンタルだったのですぐに交換してくれました。


私の場合は、手の甲の点滴、全身麻酔の管を抜いた後の喉、硬膜外麻酔の管を抜く時、お腹を管を抜く時、尿カテを抜く時(入ってる時も)、血栓防止の注射、いずれも痛くなかったです。


初めての経験だととても不安だと思います。不安や不調はすぐに看護師さんに伝えてください。私が思っていたよりずっとずっと親身になってくれました。「忙しいだろうから」「こんなことで」と遠慮しがちになりますが、早く元気になって退院することが看護師さんのためでもあると思いました。

実際に看護師さんもそれが嬉しいと言ってました


とにかく、術後は早く立って歩くこと。最初立ち上がるときは「よいしょっ!」と力が要ります。でも立って歩けるようになると体の管がどんどん外されて、さらにメキメキ復活します。復活してくると自分でもとっても嬉しくなり、さらに歩きたくなりました。


今は患者が選択する時代です。いくつかの選択肢を示され、どうするか自分で選ぶ場面があります。

吐き気を抑えるのに硬膜外麻酔をやめて飲み薬にするか?麻酔はそのままで吐き気止めを点滴するか?など

これを「患者任せで考えてくれない」と思う方もいるようです。私は患者の意志を尊重していると思います。どうすればいいかわからないときは、「わからない」と伝えてください。とにかく、何でも伝えてください。そして早く元気になりましょう。


大丈夫!乗り越えられます!

あっという間に時間は過ぎます!

頑張って!!