高い差額料がかかる個室にするか、差額料がかからない大部屋にするか悩みました。


気兼ねしなくて良い個室は魅力的な反面、一人で寂しいかもと思いました。

大部屋は寂しくない反面、変な人がいたら嫌だなと思いました。

実際には金銭的に考えて悩む余地はなかったのですが(笑)


結果、今回は大部屋(6人部屋)で大正解でした。

コロナ禍のせいか、カーテンは常に閉めたまま、変な人もいない、いたって静か。

私にあてがわれた廊下側のスペースは他のスペースより1.5倍くらい広いので圧迫感もありませんでした。


入院当日。

私、私の向かい側に脳出血で緊急入院したと思われるおばあさん。

真ん中のスペースは空いていて、窓側に女性2人。


入院2日目。

私、私の向かい側のおばあさん。

真ん中に緊急入院の女性2人。

窓側に子宮内膜全面掻爬手術と思われる女性と、もう一人の女性。


入院3日目。

代わり映えなし。


入院4日目。

私、向かい側のおばあさん。

真ん中の2人が退院しておばあさん2人。

窓側の1人が退院して抗がん剤の女性が1人。


ここでこれまでずっと静かだった病室に変化が。

真ん中のおばあさんが2人とも携帯で電話するのです。

1人は老人ホームに入居しているようですが、骨に癌があり放射線治療で入院。お尻が痛くて動けないようでした。

もう1人は尿管狭窄で排尿困難となりステントを入れたようでした。

お2人共、自力では動けません。

用事があっての電話ではなく、他愛もない話ばかりなんです。

面白いのは、家族以外からかかってきた電話には「病室で電話できないの」と言うのに、家族には自分からバンバン電話するという。さらに受話音量MAXなので相手の声までこちらに聞こえる。

他愛もない話のためにわざわざ看護師さんを呼んで移動するのも気が引けますよね。

看護師さんも最初に注意事項として伝えるだけで見て見ぬふりだったし。

普段ならうるさいなーと思う私ですが、入院中はさすがに思いやり度も増し増しになるので、気の毒に思えました。

携帯2台持ちしたり、LINEしたり、使いこなしてすごいと思いました

携帯電話を使用できる病室があればいいかも。

と、退院後のアンケートに書きました。

看護師さんにとっては負担増かも知れませんが。


この2人のおばあさん、イビキもすごかった(笑)

時々静かになるので、それはそれで気になっちゃうし。

隣のおばあさんがもう1人のおばあさんのイビキに「うるさいなぁ」と小声で文句を言うので「いやいや、あなたもですよ」と心のなかでツッコミました

私は退院間近だったので2晩耐えました。

手術直後の私も同室の方たちにこ迷惑かけたと思います

そんなわけで術後の体調が落ち着いても最後まで寝不足でした。

一番ぐっすり寝たのは手術中の約4時間かな。


同室の方たちとは顔を合わせる機会がほとんどないので、声からどんな人なのかずっと想像していました(笑)


病棟って北や南、東や西のように分かれてますよね。

私は東病棟でしたが産婦人科病棟のようでNICUや陣痛室、授乳指導室など赤ちゃんとお母さんの為の部屋が多くて、他の病棟に比べてベッド数は少ないように感じました。

大部屋以外は空き部屋(2人用・4人個室等)もあり、全部で15人位しか患者がいないようでした。

赤ちゃんの夜泣きも遠くに聞こえる程度。

面会時間も短いので来客もほとんどなく、入院生活そのものはとても快適でした。

もう入院はしたくないですが、もしまたする時はこの病院にお世話になりたいです。