ベッドに戻り、尿カテを抜いてもらいます。これが痛いという人もいるようなので緊張しました。

T看「はい、大きく深呼吸してー」

スー ハー  スー

T看「はい、大きく吐いてー抜きますよー」

少しも痛くなかったです。

あとは点滴が少し残っていたので「ちょっと早めに落としちゃいますね」とスピードアップしてすぐに終わりました。2日間で10パックの点滴でした。最後の留置針も抜いてもらって、残りは背中のカテーテルのみ。

タイミングよくH医師の診察に呼ばれたのでソロソロと歩いてナースステーション隣の診察室へ。

ここで次の試練は、パジャマを脱ぐことです。

腰掛けてやればいいのに、調子に乗って掴まりながら立ったまま脱いでいたらヨロヨロっと。

あー倒れるーぶつかるーと咄嗟に思いましたが、H医師とTさんが支えてくれて事なきを得ました。

H医師に「危なかったー!今度は怪我で入院するところでしたね」

と言われて、みんなでアハハハ〜と笑いました。


内診の結果、手術で縫ったところよりずっと手前で少し出血がある。

子宮を取り出すときに、膣に金属の筒を入れたのでその時に少し傷ついたのかもしれない。

とのことでした。

出産経験がないので膣から子宮取り出せますか?と聞いたことがありました。だめだったら中で袋に入れてその中で切ってから出しますと言われていましたが、切らずに出せたのかな?と思いました。外来で聞いてみようかな。

「少し押さえますね」

T医師がガーゼで患部を押さえます。

「これで止まらなかったら麻酔して1針(イチシン)縫おうかな」

えぇっ、そんな怖いこと言わないでー!そもそも麻酔が痛そうじゃん!

頑張れ!私の血小板!!

と真剣に応援していました。

その甲斐あってか、出血が無事に治まり、縫わずに済みました。ほっ。

この少量出血はあったりなかったりが続き、退院後2日くらいまでありました。

T医師「背中の管も抜いちゃおうかな」

えぇっ、看護師さんが今日は抜かないって言ってましたよー!

T医師「はい、前かがみになってー。ちょっと変な感じしますよー」

ズルズルズル

あー、全然痛くない!

抜いたところに絆創膏貼ってもらって、背中拭いてもらって終了。

完全に自由の身

抜いた管を見たらものすごく細い管でした。ここから麻酔出てたんだね。ありがとう。


ここからメキメキと回復します。

この時点で術後24時間経っていません。

やはり腹腔鏡下手術は開腹手術よりもずっと低侵襲でした。