参加者 35名
講師 伊藤美英子 森山典子(婦人会長)
◎青柏祭りの由来
天元五年(982年)老朽化した山王神社の再建の祝祭として、四月申の日に盛大な祭典を行なったことが青柏祭の起源と言われています。神饌を青い柏の葉に盛って供える事から青柏祭り(あおかしわまつり)の名が付き 俗に青柏祭(せいはくさい)と呼ばれています。
◎祭りの料理は
その土地に生きた人々が、伝えてきた郷土の味だと言います。祭に欠かせない料理は竹の子、蕗、かまぼこ、焼き豆腐、椎茸の煮しめと、 刺身、押し寿司とはちめの塩焼が膳に並ぶのが古くからの決まりであった。 特に肴は赤鯛では無く、かならずはちめ(メバル)のおざしを沿える習慣が名高い。 祭りはお互いに離れて住む親子、兄弟の深い絆を結ぶ時であり、 青柏祭に思いがけぬ 知人が来訪する事が多い。 その時に青柏祭のでかやまごっつぉ(ご馳走)の真髄が発揮されると思います。 姑から嫁へと教え伝え家伝の味付けで、来客を気楽にもてなす、 これこそ祭り客にとって何よりの「ごっつぉ」ではないでしょうか
茶碗蒸し
材料 | 作り方 | |
卵液 卵 だしし汁 醤油 みりん 塩 |
3個 | 1. 卵液を作る 鍋にだし汁、醤油、みりん、塩を入れて煮立てて冷ます。ボールに卵を割りほぐし混ぜて、布巾で漉しておく。 2. 紅白かまぼこは各5枚薄切りにする。 3. 銀杏は鬼皮を取り、甘皮は茹でながら取る。 4. 鶏笹身は筋を取り、薄切りにして醤油をかけておく。 5. ほうれん草は塩茹でにし、水に晒す。絞って4cmに切り、醤油をかけておく。 6. 竹の子と椎茸は煮しめから持ってきて、薄切りにする。 7. 器に銀杏、笹身、竹の子を入れる。卵液をそそぎいれる。蒸し器に入れて布巾をかけ、強火で2分位蒸す。 少し固まったら、紅白かまぼこ、椎茸、ほうれん草を載せる。 弱火で竹串を刺して、煮汁が出なくなるまで蒸す。 |
3カップ | ||
小匙2 | ||
小匙2 | ||
小匙1 | ||
紅白かまぼこ | 各5切れ | |
銀杏 | 5粒 | |
鶏笹身 醤油少々 |
100g 少々 |
|
ほうれん草 | 1/2 把 | |
竹の子 | ||
干し椎茸 |
こぶた
材料 | 作り方 | |
ろべろ 粉寒天 だし汁 砂糖 醤油 卵 生姜汁 |
1袋 2・1/2カップ 大匙 8 小匙 3 小匙 3 1個 小匙 1 |
1. 鍋に粉寒天、だし汁を入れて2分間沸騰させる。砂糖と醤油を加える。生姜汁を加える流し箱にそそぎ入れて、粗熱を取る。 冷やして固め、10個に切る。 2. 紅白かまぼこを各5切れ用意する。 3. 皿にべろべろ、紅白かまぼこ、季節の果物を盛る。 |
紅白かまぼこ | 各5切れ | |
季節の果物 |
治部煮
材料 | 作り方 | |
鶏笹身 | 5本 | 1. 鶏笹身は筋を取って、2個に切る。 |
茹で竹の子 | 100g | |
すだれふ | 1枚 | |
干し椎茸 | 5個 | |
ほうれん草 | 1/2把 | |
煮汁 だし汁 みりん 醤油 塩 |
3カップ 3/4カップ 1/4カップ 小匙 1 |
|
片栗粉 | 適宜 | |
わさび | 少々 |
押し寿司
材料 | 作り方 | |
寿司飯 米 水 昆布 酒 |
3カップ 3カップ 10cm角 大匙 2 |
1. 寿司ご飯を作る。 |
合わせ酢 酢 砂糖 塩 |
大さじ 4・2/1 大さじ 3 小さじ 1・1/2 |
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ベット 塩 酢 |
300g | |
針生姜 | 1片 | |
笹の葉 |
酢の物
材料 | 作り方 | |
生若芽 |
50g | 1. 生若芽は水で洗って、サツト茹でる。 |
胡瓜 | 1本 | |
いか | 1パイ | |
針生姜 | 1片 | |
合わせ酢 酢 砂糖 塩 |
大さじ 3 大さじ 3 小さじ 1 |
煮しめ
材料 | 作り方 | |
焼豆腐 | 2丁 | 1. 干し椎茸はぬるま湯で戻し、石づきを切り戻し汁はとっておく。 2. 焼き豆腐は半分に切り、下茹でをし、まな板の上で軽く水切りをする。 3. こんにゃくは8mmに切り、中央に1.5cmの切り込みを入れ、片方をくぐらせて、手綱こんにゃくにし、 下茹でしておく 4. にんじんは8mm~1cmに切り、下茹でをする。 5. 茹でたけのこは8mm~1cmに切り、下茹でをする。 6. 茹でフキは5~6センチの長さに切り、着色してあるものもあるので下茹でする。(生のふきは茹でて皮をむく) 7. 昆布とかつおのだし汁800mlにし、しいたけの戻し汁200mlを加えて火にかけ、砂糖大さじ2、 酒大さじ4、みりん大さじ4、薄口醤油大さじ5~6、塩小匙1に下ゆでし、水切りをした焼豆腐を入れ、煮立ったら、落と蓋をして30分位煮汁が落とし蓋に当たって全体に煮汁がまわる様にする。 他の材料もそれぞれ出し汁を作って煮る。 各材料は、単品で煮ることが望ましい。 8. しいたけは他の材料より少し砂糖を増量し、ゆっくり煮含める。 9. いんげんは切って塩茹でし、水を通し色止めし、煮汁につけておく。 10. それぞれ、煮汁の中に30分以上寝かすと味がしみる。 11. 豆腐は適当な大きさに切り、いろどり良く盛り付ける。 基本の味に、みりん、酒、薄口醤油や濃い口醤油など増減し、我が家の味を作って下さい。 |
干し椎茸 | 10枚 | |
茹でたけのこ | 500g | |
こんにゃく | 1/2枚 | |
茹でフキ | 200g | |
いんげん | 50g | |
にんじん | 1/2 本 | |
だし昆布 はながつお 煮干 酒 みりん 薄口醤油 濃い口醤油 塩 |