何でも楽には行かない | 「人生」の面白さを知る、何気ないエッセンス

「人生」の面白さを知る、何気ないエッセンス

こんなことがあるのか、あんな考えもあるのか…といった人生のエッセンスを3分間で学びましょう!

sode-sanです。

今年4月から新社会人となった長女は、

出勤から数日で自宅待機というか、

自宅研修の状態がずっと続いています。

この時期、どこの企業でも同じなんでしょうね。

 

その長女が、

弟に「教養を身に付けたんだけど、どんな本を読めば良いかな」と

聞いたと言います。

 

「今からか…」という落胆と、

「今からでも遅くないぞ」という励ましの気持ちが交錯してしまったが、

まあ本人のためにも後者が強かったということにしておきましょうか。

 

新型コロナウイルスの感染拡大に備えて

今、誰もが家にいる時間が長くなっているはずです。

特にGWだと、完全に仕事を忘れてという気分になれますから、

「日頃できていないことをやってみるか」という方が

意外に多いかもしれません。

 

教養を身に付けたいという方がいらしたら、

ぜひとも行動を起こしてみていただきたいですね。

 

本日取り上げる「人生を面白くする本物の教養」は、

そんな方にとって良いヒントを提供してくれそうな書籍です。

著者は、ライフネット生命保険の会長であり、

立命館アジア太平洋大学学長の出口治明氏です。

 

 

今日の「成功の秘訣」】

「バロメーターは

『腑に落ちる』という感覚」

何か分からないことがあった時に自分で苦労して調べて、

納得できたりすると、爽快な気分になります。

そんな心理状態を「腑に落ちる」とか

「腹落ちする」とか言ったりします。

 

でも、最近は自分で苦労して調べることを

しなくなってきていませんか。

何しろ、インターネットという便利なものがありますから、

ちょっとググると「答え」らしき情報に出会うことができます。

それで、もう分かった気分になりがちです。

何と言っても楽なんですよね。

 

出口氏は、結論ばかりを急いで

「分かった」と思うことは間違いであり、

「腑に落ちる」まで自分の頭で考え抜くことが

大切だと言い切っています。

 

確かに簡単に手に入れた知識は役に立ちません。

悪銭身に付かずと同じなんです。

安易に理解しようとせず、他の資料ではどうなのか、

別な意見や考え方はないかと探してみる。

そういった行動を取って

初めて教養が身に付くといって良いでしょう。

 

「『腑に落ちる』ことが本気を呼び起こすのです」とい

う出口氏の言葉には、

思考を停止しがちになりつつある我々への警句が

込められている気がしました。

腑に落ちるまで考え抜くようにしませんか。

今日の教科書

「人生を面白くする本物の教養」(著者:出口治明 発行:幻冬舎)

ちなみに

「教養を身に付けたいのですが」と質問されたら、

私は世界史を学ぶことをお勧めしたいですね。

ただ単に読むだけでなく、どうしてそうなったのかとか、

その後の歴史にどんな影響を及ぼしたかと

自分なりに考えていくと面白いですよ。