相談に来たのはＳＴさん（40代男性）。㈱ヒューマンアイズという派遣会社の正社員。2012年2月27日に入社しましたが、同期で入社した社員が会社の一方的な都合で突然解雇されたり、残業代が一切支払われなかったり、不適正な派遣が横行している中で派遣元責任者として登録されそうになったりしたことから、3月15日に退職届を出しました。その後組合加入。ＳＴさんの退職にかかる会社の責任を問うことと、未払い残業代の支払いを求めて、3月17日団交申し入れ。4月10日第1回団交。その後、組合から会社に対し、①未払い残業代の支払い、②ＳＴさんの退職にかかる会社の責任を明らかにすること、の2点を求める書面を送付。これに対し、会社は未払い残業代を振り込んできたものの、ＳＴさんの退職にかかる責任は一切認めない対応。そこで、不誠実団交として4月26日労働委員会に救済申立。一方、労働局へも情報提供に行いました。6月21日労働委員会の第二回調査において、金銭和解成立。