公演としてはとても面白かったです

ハッピーミュージカルですし、ディズニー映画ということで原作も知っていますし知っている曲も多く「この曲だ~~!」と盛り上がることも出来てよかったです




ロシアの作品ですが、そこまで暗い感じではなかったのはやはり2幕はパリが舞台となっていることからかなという風にも感じられます





お衣装も2幕で全体的にぱっと明るくなりますし、色彩豊かな感じになって観ていて明るい気持ちになれました

 

原作のことに触れるとすると桜木みなとさん演じるヴラド・ポポフは太ったおじちゃんといったイメージが強かったのですが、さすがに宝塚ではそうもいかずいかしたロマンスグレーといった風に変更されていました

史実のことも考えると割と暗めな部分も多いのですが、ヴラドが出てくると場が和んで良かったです…

 

とっても完結に元も子もない感じにまとめると、粘着質なオタクな真風涼帆さん演じるディミトリとサイコパスな芹香斗亜さん演じるグレヴ・ヴァガノフに取り合いをされる星風まどかさん演じるアーニャというような関係図です

面白かったのですが、あまりにも役が少なすぎて下級生の扱いが…

一本物あるあるですね

ストーリーも演出もとても良かったですし稲葉先生の初大劇場一本物デビューということですが、これは華々しいデビューとして誇っていただきたいとも思います

稲葉先生の作品はレビューくらいしか実際には観ていないのですが、ミュージカル作品がここまでお上手とは思わなかったので良い意味で期待が裏切られました

また是非とも他の作品で観させていただきたいです

 

ただ…やっぱり本当に下級生の扱いが…

あまりにも…

これまで頑張っていた子達も急にぐっと扱いが悪くなっていますし、Wトリオは確かに嬉しいことかもしれないけれどもピックアップもなくなっているし本当に…

はーーーーーーーーー…

ただAチームBチームと分けられているが故に群舞に下級生男役が入っていたのは嬉しかったです…

あのお衣装の好き嫌いは置いておいて群舞に入っているのは嬉しいですよね

でもどうしても心にモヤモヤが…

ここまでの頑張りはなんだったの?ってなりますし、せっかく全日程に入っても見せ場が1つもないですし下級生に見せ場取られてるし…

はーーーーーーーーー…

辛い…!!

面白い作品だったのに観ていて辛い…!!