職員研修の大きな柱のひとつとして年に1回目安で、他保育施設の見学

会を行っています。前回はつくば市の環境自然保育優秀幼稚園でしたが、

今年は「歌唱指導」優秀園の見学をと考え北赤羽にある保育園の見学に

3日(月)行ってまいりました。

 

 

保育園は園庭を必須としていないので、屋内での活動が主になり、近くの

公園へのお散歩が外遊びになるようでした。

1~5才児合同の朝の会、年齢ごとの歌唱指導を見学、主任・園長先生より

講話を戴きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「園によって体験出来るものの違い・・育つものの違い」を明瞭に感じました。

自園に足りないものを知り加えて行くことが大切だと思いました。

参加した全職員より感想・報告レポートが届きました。

 

 

 

 

A教諭

 

まず歌唱指導で中学生の時に教わっていた事を4.5歳児に指導している様子を見て「子どもだから」ではなく伝え方次第で子どもたちも吸収して歌う事ができるという事に気づかされました。そして何より保育者が楽しそうに、歌に対して真剣に考え歌詞や歌い方を伝えているからこそ子どもたちに伝わる部分があるように思いました。また「歌を通して躾を伝える」というお話がありました。子どもたちが約束を守りながら楽しそうに活動している様子を見て、楽しいからこそ集中したり、積極性が生まれたりするように感じました。お約束ができていなかった時もどうしてほしいか、やる事はやる事として前向きに伝えていました。そのような伝え方をする事で子どもたちの気も引き締まり「やろう!頑張ろう!」と本気になる様子を実際に見る事も出来ました。今後、歌についてより考えた上で伝え、やる気や本気を引き出す話し方伝え方について改めて考えながら活動していきたいと思います。

 

 

B教諭

 

北赤羽せせらぎ保育園に行って参りました。

見学ではまず子どもたちの朝礼に参加させて頂きました。立腰、挨拶や返事をしっかりと行う姿が見られ、職員の方々もお手本となるような返事、動きをされているのが印象的でした。また「自分で考えること」をよく促されているのも勉強になりました。次に歌の指導を見学させていただきました。2歳児から5歳児まで歌の時間があり、年齢に合わせたリトミックや歌の指導が行われていました。また歌を通して、躾を伝えることを意識されているようで歌を楽しみながらも約束を守り、返事や挙手をしっかり行う姿がありました。

今回見学をさせていただき、言葉や作法を大切にされているのが印象的でした。自分自身も子ども達のお手本となれるような挨拶、返事を心掛けていきたいです。また歌の指導では様々なリトミックや体操を学ぶことができました。今後取り入れていきたいと思います。

今回は研修の時間を頂きありがとうございました。

歌唱指導、また子どもたちの自立に対する考え、援助の面でも考えさせられる部分が多くありました。育ちの森の保育の中でどのように取り入れていくか、日々考えながら保育していきたいと思います。

 

 

 

 

C教諭

 

今回は言葉と作法の時間、朝の会と各学年の音楽活動を見学させていただきました。園内に入った際に、子どもたち自ら気持ちの良い挨拶で迎えてくださり嬉しく思いました。返事、立腰がどの学年もしっかりと出来ており一人一人がどんな場面でも意識して取り組んでいるのだなと感じました。今回は音楽活動の時間を主に見学させていただきましたが、メリハリある返事と姿勢は活動の中にも含まれており、挨拶・返事・立腰(姿勢)の3つはどんな場面、活動にも繋がっていること、その軸が大切であることを感じました。歌の指導では、リトミックやおなかの体操、顔の体操を基本とし、自分自身が現在担当である5歳児の時間では、腹式呼吸が出来ているかお腹の動きを見たり歌詞の中に隠れている母音などポイントを伝え、保育者も子どもたち自身も1つの曲に対して、じっくり丁寧に考え向き合っていました。また、3・4歳児クラスでは綺麗な声の出し方としてロウソクを吹き消すように…や、歌詞の意味からどんな声で歌うと良いかを問いかけ想像しながら歌うことを行っておりました。学年ごとに段階を踏んで、どこを重点的に指導していくかが明確になっていました。

自分自身も担任として毎日歌の時間に指導していますので、まずは歌う曲の意味やどう歌ってほしいかを考え、子どもたちに伝えていきたいなと思います。また、今回学んだ顔の体操やハンドサインはすぐにでも実践できると思いますので、活動の中に取り入れてみたいと思います。

 

さくら草特別支援学校へ園だよりをお届けしました。

 

 

教頭先生が丁寧に対応してくださいました。いつもありがとうございます。