大古里育ちの森幼稚園


教育に危険はつきもの」は昔から言われてきたことですが、安全・・志向の強い今日になると怪我をされると困るので、親に文句を言われると嫌なので・・と教育・保育が小さくなって行く傾向があります。しかしながら、少しの危険怪我を恐れずに保育教育を展開したほうが、頭も賢く身体も強く心もしなやかで明るく育つことは、あちらこちらでの実践例を見ても明らかなことです。

過年視察をしたドイツの森の幼稚園では、町の園児に比較して森の園児は卒業時に(1)、知能指数が平均5高い(2)、先生の話を集中して聴く力がある(3)、リーダーシップがある・・と明言していました。それを理解している保護者からの入園希望が大変多いと語っていました。
それでも入園前には森で過ごすことの危険(リスク)を箇条書きにだして、了解のサインを頂いた方のみ受け入れるということでした。その中には、木の枝が上から落ちて頭に当たる可能性、焚き火で火傷する可能性(があること)、刺したり噛んだりする生き物(蜂・ダニ・ヘビ・蚊)がいること、触れるとかぶれる植物が存在していること・・・と細かくしめしているそうです。
いちいちサインまで貰わなくてもと思うのはよい加減の日本人くらいなのでしょうか。
育ちの森も考えていきたいと思います。