大古里育ちの森幼稚園



日本が世界に誇る芸能文化に「落語」があります。江戸時代の昔から、熊さんハツァンが長屋で繰り広げる古典落語は日本語による話芸の粋ではないかと思います。その素晴らしさは分かっていながら、本物の落語に生で触れる機会は少なくなったように思います。
所属している幼稚園協会のPTAのご苦労さん会が開かれ、役員さんと出かけてきました。いつのも教育講演とは異なり、今日は「落語」の口演でした。
「立川談慶」師匠の落語をお聴きしました。軽妙な語り口で絶妙な面白さをもった話の芸術でした。そのストーりーの中にちりばめられたスパイスの様な皮肉が面白さの実のように感じました。言葉のもっとも進化した用い方は、瞬時間を置いてから気がつく「皮肉」であると昔「言語」の講義で習った記憶がありました。
笑い、楽しさは脳を柔らかくしてくれます。脳の健康のために、柔らかな育児のためにもっともっと落語を楽しめる生活があるとよいものです。身銭を切って寄席に通う人がふえると健康な人が増え文化が育っていくとおもいました。